結婚記念日にトイレ閉じ込め事件(理恵子さん/29歳/臨床心理士)
結婚記念日に0歳児の長女を連れて、近所のおしゃれな小さなイタリアンにいきました。幸い、長女はぐずることもなく、無事食事を楽しめました。デザートと紅茶をいただき、お腹もいっぱいに。 すると…なんだかちょっと、催してきました。旦那を見ると、こちらもトイレに行きたそうにしています。お店にトイレはひとつしかなく、旦那が先にトイレに立ちました。 むずむずするお尻を浮かせながら待ち、ようやく私の番。用を足して、ホッとしてトイレットペーパーを引くと、残り10センチほど…手近に替えのペーパーもなく、こんなペラペラの残り紙でどうしろというのでしょう!! きっと旦那の仕業に違いありません。旦那は、いつもトイレットペーパーがなくなりそうになると、「ほんのひと巻きだけ残して」現場を去る癖があるんです。旦那を呼びたいけど携帯はバックの中、仕方なくドアを内側からノックしましたが応答なし。 「すみませぇ~ん…」と、ノックと小声で呼びかけ続けること5分。通りかかった女性に状況を説明し、お店の人にドアの隙間からお待ちかねのトイレットペーパーを手渡してもらいました。 お店の人に何度も謝られたものの、ドアをそぉ~っと開ける時の恥ずかしさったら…家の外でまで夫の悪癖に困らされるなんて。本当、まったく迷惑な話です!
文:秋元 一花