こんにちは。1歳児から小学生まで3人の子持ちのワーキングマザーCHANTOwebライター矢那奈美です。

 

さて、前回「

子ども3人《完全母乳》のワーママ体験記

」で完全母乳での育児経験談をお話ししましたが、今回は長男と次男の卒乳体験をご紹介したいと思います。仕事しながらの授乳生活は、やめるタイミングに迷いますよね。続ける人、やめる人それぞれです。記者が選択した方法や体験談を、ひとつの参考にしてもらえればと思います。

卒乳を決意した理由は「子どもの夜泣き」

長男、次男ともに、ちょうど1歳のタイミングで職場復帰になり、その際に卒乳(断乳っていうのかしら?)をしました。

 

卒乳を決意したのは、2人とも夜泣きがすごく、寝不足が辛く、仕事復帰してからもこれが続くと体力・気力が持たないと思ったのがいちばんの決め手でした。また、私が体調を崩しても、授乳しているあいだは気軽に薬を飲めないのが辛かったというのもあります。

 

そこで「夜泣き、ひどい、なくなる」などのキーワードでネット検索をかけると、「卒乳」をすすめている記事がたくさんあり「卒乳すれば夜泣きはなくなるかも!」と一縷の望みをかけたのでした。

兄弟でも「卒乳」のしかたはこんなに違う!

長男のグズグズ卒乳ストーリー

長男は、これがまたひどく手のかかる子で、絶対に添い乳でないと寝つきませんでした。夜泣きもひどく、授乳しても泣き続けること多々。そんな長男にとった方法は徐々に授乳回数を減らす「フェードアウト」法でした。

 

目標は1か月と設定。授乳の回数を少しずつ、朝昼晩の3階から、朝晩の2回に少しずつ減らしていき、お昼寝や夜寝るときも、できるだけ抱っこで寝かしつけるように頑張りました。正直、反り返って泣き続ける息子を抱っこするのは辛かった…。

 

最終的には夜の寝るときだけになり「寝かしつけをおっぱいなしでやろう!」と決めた最後の夜。すごく泣いて、収拾がつかないくらいで、私の方がで心が折れそうにもなりましたが、「ここで戻ってしまってはもう卒乳はできない」と、自分に言い聞かせ、長男が泣き疲れて寝てしまうまで抱っこし続けてガマンしました。

 

1週間くらいはそんな風に大暴れだったのですが、寝る前にストローマグで水や麦茶を飲ませて気を紛らわしたり、絵本を読んで楽しく満足さたりして、なんとかおっぱいなしの添い寝だけで寝てくれるようになっていきました。

 

飲み物はプラスチックマグにいれて、枕元に常備していました。暴れてこぼすこともあるので、水の方が汚れず乾かすだけでリカバリーしやすくて、ラクです(笑)。適当な私には、専門的な育児書や、母乳の先生の話は正しすぎて、ちょっと窮屈で、リアルママの体験談を参考に、本やグッズを、夜な夜なネット検索していました。

 

そんなこんなで、毎晩、水を飲ませて絵本の読み聞かせをする「気をそらす作戦」を繰り返して1週間、なんとか目標の1か月で晴れて卒乳! 授乳しているときは、赤ちゃんとの濃密な時間が愛おしくてかわいくてしかたなかったので、実は私もとーーーっても切なかったです。

 

卒乳しても夜泣きはおさまらない

「これで夜泣きがなくなる!」と安心したのもつかの間。

 

私が復職して、子どもが保育園に通い始めると、夜泣きが再開(涙)。授乳しているときはおっぱいで寝かしつけができたのですが、卒乳後はその手も使えません。夜中の2時頃に泣く息子を抱っこしながらリビングを眠気まなこで徘徊していたのを覚えています。次の日の仕事は本当に辛かった!


夜泣きの解決方法は、結論から言うと私の場合は「ない」です・・・。

 

とにかく抱っこしてなだめて、ストローマグでお茶を飲ませて落ち着かせての繰り返しでした。今、思えば、保育園での生活が始まり、長男も精神的に不安定だったと思います。これも成長の一環と思い、ひたすら我慢・忍耐の日々でした。が、生活に慣れるつれ、気づいたら夜もあまり起きなくなっていきました。現在はもう小学校4年生なので、すっかり夜泣きはありません!

 

次男のアッサリ卒乳ストーリー

うって変わって次男は手のかからない子で、泣くことは泣いていたのですが、気が抜けるほどアッサリ卒乳でした(笑)。

 

長男と同じ様に徐々に授乳回数を減らす「フェードアウト」法を選択。最後はどんなに泣いてもあげませんでしたが、長男で心の覚悟ができていたので、私も比較的にはラクでした。寝かしつけの授乳をやめてすぐ、「今夜は暴れるかな?」と思い構えていたのに、次男ときたら「え?おっぱいってなに?」くらいの感じで全く固執することもなく、こちらが面食らったくらいです(笑)。

 

ただ、夜泣きは卒乳だけではおさまらず、ある程度は続きました。が、これも長男で慣れていたのと、お茶を飲ませれば落ち着いてくれたので、なんとかその時期を乗り切れました。

卒乳するときの注意点

わが家は、2人とも卒乳の時期がちょうど1歳になる頃だったのと、離乳食が普通食を食べられたので「フェードアウト」法が使えました。

 

でも、もう少し月齢が小さいと、ミルクを飲ませなければいけないので、この方法は注意が必要。卒乳の前に哺乳瓶の感覚を子どもに覚えさせておかなければいけません。特に母乳育児をしていると、哺乳瓶の乳首を拒否する子が多いので、要注意。実際、母乳育児だったわが家の子どもたちは、哺乳瓶ではまったく飲みませんでした。

 

卒乳後は1歳だったので牛乳を飲ませていましたが、家ではストローマグを利用。保育園は、コップで飲ませるので、コップ飲みを自然と覚えてくれました。

 

どのタイミングで卒乳するかによって、家や保育園での対応方法もかわると思うので、かならずシュミレーションしておくことをおすすめします。

卒乳はママにとっても一大イベント

乳腺炎対策はしっかりと!

毎日あげていた母乳をあげなくなるので、最初のうちは、おっぱいが張ったり、乳腺が詰まりそうになります。そこで、自宅でできる限り自分で対処しなければいけません。

 

私は乳腺炎防止のために、自分でおっぱいを絞って捨てていました。これは少しせつない気持ちになりました。復職しなければ子どもにずっと授乳し続けてあげられたのになという思いがあったのは事実です。それでも、決めたことに対して後悔をしたくなったのでその思いは吹っ切りました。

 

それに、本当に乳腺炎にでもなったら、激痛と発熱が襲います。

 

仕事と家庭を両立してバタバタの時期にそれだけは避けたいので、痛くなって詰まりそうだなと思った時は、自分で母乳を絞ったり、わきの下のリンパを保冷剤で冷やして対処。また、肩こりが原因の場合もあるので、ストレッチして血流を良くするように心掛るのも効果があると思います。

 

ちなみに搾乳機は、迷ったけれどケチって買いませんでしたが、私はなんとかなりました。

 

3人目は「卒乳」しないで復職!

いま授乳中の末っ子ですが、3人目にして卒乳はしないことにしました。 周囲のワーママが復職しても、夜だけ授乳していたりするので、その方法を試してみたくなったからです。最後の子なので、心残りなく授乳期間を楽しみたいなと思ったのも理由のひとつ。

 

そこで、仕事復帰前の一か月くらいで、まずは朝と夜の2回授乳に切り替えました。

 

お昼にお乳は張りましたが、張りがなくなる程度に搾乳。子供は泣きましたが、抱っことお菓子でごまかしてやりすごすことに。体に「お昼は授乳しないんだよ」ということを覚えさせました。3人目ということもあってか、お乳が比較的言うことを聞いてくれて仕事復帰前にはお昼にお乳が張ることは少なくなりました。

 

仕事復帰直後は張ることもありましたが、トイレでこっそり搾乳したり、小さな保冷剤を脇に挟んだりして仕事をしていました。デスクでの事務職なのでできた技かと思っています。

 

女性ホルモンの乱れはあまり感じませんでしたが、仕事との両立が辛くて辛くて泣いてたことも上2人の頃はよくありました。3人目ともなると慣れたもので、体も心も健康に働いています。

 

現在、3人目の育休から復職して1か月過ぎましたが、すっかり体も慣れてくれて、お昼にお乳が張ることはありません。朝と夜と、夜中に泣いたときに授乳するというペースが続いています。

授乳後のバスト対策も考えておこう

ちなみに…卒乳後は、悲しいくらいバストが減ります(涙)!!!!

 

でも、私はさほど気にしないタイプなので、お乳がよく頑張ったと、ぺったんこの胸をほめてます。3人目の授乳期が終わったら、さみしーーーくなるのは目に見えてるので(笑)、ご褒美に機能性ブラでも買おうかしら? 今はいろんなタイプのバストアップブラが量質ともに豊富なので、自分に合うのを楽しんで探そうと思っています。

20170630-1
CHANTOママライター/矢那奈美

1歳直前の頃の次男。よく食べよく寝て、卒乳もスムーズの手のかからない子でした。が、今は保育園の年中さんですが、兄弟の中で一番手がかかってます(笑)!