大型家電や車などは増税後に購入するという選択肢も


冷蔵庫やクーラー、洗濯機など大型の家電は価格も上がるので増税前に買っておきたいところですが、ここにちょっとした落とし穴があります。

 

最近の家電は、節電・節水などの機能が毎年上がっているので、増税前に型落ちのものを狙うと価格は安いですが機能は旧型ということになってしまいます。そのため、長い目でみると、最新の技術で作られた家電のほうが電気代などが安くなるケースが。 電気屋さんに行けば色んなメーカーのカタログがあるので、価格の前にまず機能を比べてみることをおすすめします。

 

車も電気自動車などエコカー減税対象車が多くなる場合があります。地域によっては、完全電気自動車を購入し、自宅に充電器を設置する際に、補助金が出たりすることもあります。こちらも地域別になってしまうので、各市町村の役場に相談してみましょう。

 

増税前セールに惑わされないように注意!


まずは軽減税率対象のものと、そうでないものを把握しておき、10%になっても必ず必要なものは、賞味期限が長い物や飲食に関係のないものを8%の間に買っておきましょう。 そして高額なものには控除や補助金が出る場合があり、それらは8%のときに買うより、10%になってから購入したほうがお得だったりすることがあります。

 

増税前に販売店などがセールをしてくることが予想されます。しかし、セールは増税とは関係なく、毎年やっていますよね。長期にわたって使うものや、現在必ず必要なもの以外は、無理に8%のうちに買わなくても問題ありません。

 

増税前の今このときは、本当に必要なものを見極めて買い物をすることが大切です。

 

【参考サイト】

消費税率引上げに伴う住宅取得に係る対応について(国土交通省)

 

文/今野由奈