定年後に年収「900万円以上」稼ぐ人は約3%!
「定年後に再就職した人」に「何歳まで働く予定ですか?」と尋ねると、最も多かった回答は「65歳以上70歳未満」(33.7%)。現在「定年は60歳、再雇用は65歳になるまで」の会社が一般的ですが、約4人に3人が65歳を迎えても働きたいと考えているようです。
次に「定年前の最終年収と定年後の年収」を調査。「定年前の最終年収」1位は「900万円以上」(34.3%)でしたが、「定年後の年収」1位は「300万円以上400万円未満」(22.2%)となりました。定年後に「900万円以上」稼いでいる人は3.7%に留まり、一方で「100万円未満」は6.9%という結果に。
「定年前の人」に「老後の貯蓄額に不安はありますか?」と聞いたところ、「とても不安」と回答した人が39.7%、「やや不安」は43.4%。約8割の人が、何らかの不安を抱いていることが分かります。
最後は「定年前の人」に、「定年退職後は年収がいくらだったら働きたいですか?」と質問。すると「200万円以上300万円未満」と「300万円以上400万円未満」が同率で1位に。定年後働いている人の現収と比べると、「希望年収」の割合が上回っています。希望が「400万円以上」と回答した人は、47.0%を占めました。一方、定年後再就職した人の中で「400万円以上」稼いでいる人は38.8%。約10ポイントの差が出ており、再就職の実態は理想と異なるようですね。
■調査概要
調査名:「定年後の再雇用」に関するアンケート
調査対象:20~70代の男女1076名
調査期間:2019年6月27日~30日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社エアトリ
文/原田美咲