学生を援助するために貸与される“奨学金”。何十年もかけて完済する人もいれば、途中で返済が困難になってしまう人も珍しくありませんよね。そんな若者たちに重くのしかかる奨学金ですが、最近では奨学金返済をサポートする企業が続出しているようです。
奨学金の返済を企業がバックアップ!?
奨学金の返済支援について取り上げたのは、7月16日放送の『おはよう日本』(NHK)。奨学金返済を支援する大手企業3社を紹介しました。
たとえば今年5月に「あおぞら銀行」は、若手行員を対象とした「奨学金返済支援手当」の導入を発表。入行後3年以内の若手行員が制度の対象となり、今年4月入行の新卒行員から適用可能に。奨学金制度による借入金を5%ずつ、入行後3年間に渡って支給していきます。
「大和証券グループ本社」も、昨年の夏から「奨学金返済サポート制度」を導入しました。奨学金返済義務のある社員に対し、返済資金を無利子で融資。同社への返済は入社6年目から始まるため、若手社員の返済負担が緩和されるように。
「トヨタ自動車」ではグループ企業とともに、「工学系進学」と「理系キャリア」を目指す女子学生に年間60万円を貸す奨学金制度を設けています。ちなみに年間60万円の借入は、実質無利息。学生がトヨタグループの企業に入社した場合、返済は全額免除になるそうです。