■Wワーク時に気を付けたい点(収入面)

Wワークには、「収入が増える・安定する」「経験スキルを積んでキャリアアップを目指す」「時間を有効に使える」などのメリットがありますが、気を付けなくてはいけないことがいくつかあります。 ・自分がどれだけ稼ぎたいのか、どのような働き方をしたいのか明確に 働くママの皆さんの中でも、バリバリ働いてできるだけ多くの収入を得たいという方もいれば、扶養内に収めたいということで年間103万円以内の収入になるよう調整しているという方もいらっしゃいます。 103万の壁とよく耳にしますが、特に扶養内と考えている皆さんは本当にWワークが必要なのか、週何日・何時間働けるのかを明確にし、その希望が叶う職場を見つけるということがポイントです。 やりたかったWワークを始めることができた時、頑張り過ぎてうっかり103万円を超えてしまったということにならないよう、始める前に稼ぎや働き方は明確にしておきましょう。 ・確定申告は自分で行わなくてはいけない 扶養内で働きたい方が気を付けたい点をご紹介しましたが、扶養を気にせずバリバリ働いて稼ぎたい!現在も年末調整をして所得税を納めているという皆さんは、Wワークを開始するとご自身で確定申告を行う必要が出てくることを覚えておきましょう。 通常、1社から給与を受け取っている方の場合、その勤務先でもらった年末調整の書類に記入すれば、後は会社側が個人に代わり税務署へ申告の手続きをしてくれます。そのため、自分で税務署へ行き確定申告の手続きをする必要もありません。 しかし、Wワークの場合、2社から給与所得がある状態です。このような場合、収入の多いメインとなる会社で年末調整を行うのが一般的で、副業となる会社から得た収入については、個人で確定申告をする必要があります。 確定申告を自分でやることを知って、Wワークに対して「少しハードルが上がってしまった」と感じた方もいるかもしれませんが、ご安心ください。 ご自身で確定申告を行う方のために、国税庁がインターネットで確定申告の手続き方法や、Q&Aを紹介してくれています。そちらを確認して事前にご自身で対応できそうな手続きなのか確認してみるのも良いでしょう。 ネット上の情報だけで難しい、実際に確定申告をしようとしたときに困ったらどうしたらいいの?という方もいるでしょう。そんなときは、確定申告期間中は税務署で相談窓口が設けられているので、そちらを利用するという方法もあります。