■長すぎるデメリット!洗濯できるけど気になる!
軽くて抱きやすく、お洒落なベビーラップですが、最大のデメリットといえば布が長すぎることでしょう。長いので巻くときに布が床についてしまいますし、お出掛けの時等は巻き直す時に場所を選んでしまいます。 他にも、抱っこ紐はバックル等でカチャンとはめるだけですが、ベビーラップは巻き方を覚えなければいけません。一度覚えてしまえば難なく巻けるのですが、最初はお出掛けの時間に余裕を持たせなければなりません。 そして、ベビーラップは欧米で生まれたものなので、日本の気候に合わないということも挙げられます。 市販品を使う場合は、夏等暑い時期には蒸れてしまいますので、暑い時期には綿100%か麻混、リネン混やヘンプ混等の吸湿性や放湿性に優れた生地を選ぶか、男性帯の兵児帯(男性や子供が使う柔らかい帯)を利用して快適に過ごしてください。
■対応年齢と巻き方は?お母さんと赤ちゃんに合った巻き方にしましょう!
ベビーラップはさまざまな布がありますが、伸縮するストレッチタイプは重みによって生地が伸びてしまうので生後4カ月頃までしか使えません。ただ、フィットしやすくて初心者向きとも言えます。 伸縮しない普通のタイプは、新生児~3歳頃まで使えるので長い期間使えて経済的ですが、伸縮しない分、巻き方に慣れるまで時間がかかりますので、慣れるまで練習が必要です。 巻き方ですが、生まれた日から使える「ラップ&クロスキャリー」は、ベビーラップの基礎となる動作を覚えやすくて、赤ちゃんの首や背中をサポートし、自然なМ字開脚と背骨のゆるいC字カーブを維持できて、赤ちゃんはお腹の中に居た時と同じ体勢でいられます。 ベビーラップに少し慣れてきたら、「カンガルーキャリー」の巻き方にも挑戦してみてください。カンガルーキャリーは、体重分散に優れていて、お母さんの負担を減らしてくれますし、赤ちゃんが眠っている時でも、眠ってしまっても対応できる巻き方です。 首がすわってからは、ベビーラップをお母さんの身体に巻いたまま抱きおろしができて、頻繁な抱っこに対応できる「ダブルクロスキャリー」や、理想的なM字開脚が保てて体幹の筋緊張が高まり、身体の発育に良い「ヒップキャリー」もおすすめです。 最後に、子育てでは欠かせないおんぶは、「バックキャリー」と言い、赤ちゃんの背中全体を支えてくれるので首がすわってからできるようになります。たくさんの巻き方があるので、お母さんと赤ちゃんに合った巻き方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■まとめ
抱っこ紐と違い、お母さんや赤ちゃんに合った巻き方や抱き方ができて、自分好みにアレンジできるベビーラップは、子育てでなかなかお洒落ができないお母さんに嬉しい楽しみとなるのではないでしょうか。 ただ、長さの調節や結び方に夢中になって、抱っこしている赤ちゃんを落とさないように気を付けてくださいね。慣れるまでは動画や説明書を見ながらぬいぐるみ等で練習をするのをおすすめします。 そして、手作りをする場合は、肌が弱い赤ちゃんに触れても大丈夫な布を選んでください。