ロボット掃除機市場で70%以上のシェアを誇るのが、アイロボットの「ルンバ」です。ロボット掃除機自体もいまでは掃除機のシェア全体の10%を占めるなど、少しずつ私達の生活に馴染みつつあります。

 

ルンバの上位モデルは部屋の間取りを学習して効率良く掃除するようになっており、その高機能なテクノロジーを搭載した床拭きロボット「ブラーバ ジェットm6」が7月26日に発売されます。ブラーバはすでに2モデルが発売されていますが、今度のブラーバ ジェットm6はさらに賢く進化しています。その概要をご紹介しましょう。

 

水拭きとから拭きを場所によって使い分ける


ブラーバ ジェットm6は、水拭きとから拭きができる床拭き専用ロボットです。付属のパッドをセットすると、自動的にパッドの種類を認識して、清掃モードを切り替えてくれます。いずれのモードも1回の充電で最大60畳までの拭き掃除が可能です。

 

▲本体サイズは奥行き25.2×幅27.0×高さ9.0cmで.重さは約2.2kg。

使い捨てのパッド2種類と洗濯できるパッド2種類が付属する

 

水拭きの際にBraava jet床用洗剤をタンクに水と一緒に入れることで、爽やかな香りがしてよりすっきりした仕上がりに。乾拭きはドライパッドの静電気の力を使ってゴミやホコリ、髪の毛、ペットも毛などを捉えられるので、掃除する場所に合わせてパッドを使い分けましょう。

 

ルンバ上位モデルと同じく部屋の間取りを学習


これまでのブラーバとは異なり、ブラーバ ジェットm6は本体にカメラを内蔵。iAdapt 3.0 ビジュアルロカリゼーションによる高度なナビゲーションを実現しています。ルンバの上位モデル「ルンバi7」シリーズにも搭載された「Imprint スマートマッピング」技術のおかげで、最大10部屋の間取りを学習し、効率よく拭き掃除をしてくれるのです。

 

▲部屋ごとの間取りを覚えるので、特定の部屋だけの掃除ができる。

子ども部屋とキッチンは毎日、寝室は2日に1回といったような

スケジュールの設定もできるようになった

 

1階と2階の区別ができるだけでなく、曜日ごとに掃除する部や時間を設定することもできます。また、室内で拭き掃除してほしくない場所をアプリで指定すると、進入禁止エリアとして認識してくれるのだとか。

 

▲進入禁止エリアの設定は今回のブラーバに初搭載された機能。

ルンバi7シリーズでも今夏以降使えるようになる

 

ブラーバ ジェットm6はWi-Fiに対応するので、出先からでもアプリを使って掃除を開始したり、清掃状況を確認したりが可能になりました。掃除し忘れたときに出先から操作できるのはありがたいですね。また、GogleアシスタントやAmazon Alexaを搭載したスマートスピーカーを使えば、話しかけるだけで操作できます。

 

ルンバの掃除完了後に拭き掃除を開始


ブラーバ ジェットm6は、ルンバi7シリーズと連携するのが画期的な進化ポイント。これは「Imprintリンク」という新技術で、ルンバの掃除が完了すると、ブラーバ ジェットm6が自動で起動して拭き掃除を開始します。

 

▲現在、ルンバi7シリーズのみ連携する。2019年末までにはルンバ900シリーズとの連携にも対応するそうだ

 

また、今回のブラーバはバッテリー状況に応じて自動でホームベースに戻って充電するという賢い一面も。充電が完了したら、掃除の続きを再開するので、途中で放置されることはありません。

 

ブラーバ ジェットm6は6万9880円(税抜)となっており、ブラーバシリーズのなかでは最上位モデルです。すでにルンバを使っている家庭であれば、これを使わない手はありません。60畳という広いスペースの拭き掃除が可能になったブラーバ ジェットm6は、掃除の心強い味方になること必至。家事にかける時間を少しでも減らしたい人におすすめのお掃除家電です。

 

アイロボット ブラーバ ジェットm6

最大可動面積:ウェットモード60畳、ドライモード60畳

電源方式:充電式リチウムイオン電池(充電時間:3時間)

サイズ:奥行き25.2×幅27.0×高さ9.0cm

重さ:約2.2kg

https://www.irobot-jp.com/braava/m-series/

 

文/今西絢美