記者には子供が3人がおり、全員同じ産院での出産だったのですが、たまたま「ソフロロジー出産」を推奨している産院でした。ただ家から近いというだけで、深く考えることなく産院を決めました。
ソフロロジー式出産ってなに?
972年にフランスで初めて行われた、音楽療法・イメージトレーニング、呼吸法、エクササイズなどを取り入れた分娩方です。妊娠中より胎児への愛情をイメージしながら育むことによって、陣痛の痛みを乗り切るエネルギーにします。超無痛分娩と言われているそうです。
ソフロロジーの為に作曲された音楽を聴きながら、イメージトレーニングとエクササイズ呼吸を行い出産のための疑似体験をします。
記者の通院していた産院では講習会の参加が必須でした。本とDVDも購入して分娩前までに練習するように言われます。
また、妊娠中に赤ちゃんの姿をしっかり意識して名前をつけて語り掛けるということを推奨しているので、性別はかなり早い時点で聞かなくても教えてくれます。
ソフロロジーの体験談
1人目はすごくまじめにDVDを見て、教えてもらった通りにエクササイズを頑張りました。音楽にはナレーションが入っており、陣痛が弱まったり高まったりする曲調の説明がされていました。真剣にそのメッセージを読み取り、呼吸を意識しながら何回も音楽を聴いていました。
その結果どうだったかというと・・・・結論から言うととても痛かったです。
ですが、パニックにはならず1人目にしては痛みで叫んだりなどすることなく冷静に産むことができました。産むまでずっとソフロロジーの音楽が流れており陣痛で痛いときはその音楽を聴くことによって気持ちを紛らわすことができました。
※一人目出産直後
さて、2人目は1回経験していることもありそんなに練習しなかったのですが、出産直前にはソフロロジーを意識してDVDを見たりしていました。
もちろん陣痛、出産の痛みはありましたが、呼吸法で陣痛逃しが上手にできて叫ぶことはありませんでした。赤ちゃんが自分のおなかの中をぐるっと回って出てくる感覚がわかり自分の力で産んだという実感がもてた、清々しいとても良いお産ができました。
※2人目出産直後
そして、3人目は全くソフロロジーの練習しませんでした。3人目だしお産も楽だろうと高を括っていたのが最大の敗因でした・・・。そうなんです、3回目にして大絶叫のソフロロジー式とはかけ離れたお産になってしまったのです。ソフロロジーのDVDを一回も見ることなく、出産を迎えてしまい心構えや体と心の準備が整ってなかったんだと思います。助産師さんも「3人目だし早く産んじゃいましょう」と、手わざで赤ちゃんを回転させて出産に持ち込むという荒業を施したのも原因の一つではありました。
ソフロロジー式呼吸法など全くできず、我を忘れるほど大騒ぎした思い出すだけで赤面の大パニックのお産でした。もう少し練習しておけばよかったと後悔しました。
※3人目出産直後、どれも似てますね・・・。
ソフロロジー式分娩っていいのかしら?
- 自己暗示にかけやすい人
- 自然分娩で出産したいけれど、痛みを少しでも軽減したい
- ヨガやピラティスが好き、もしくは興味がある
こんな方にはおすすめです。呼吸法が腹式呼吸での出産になるので、ラマーズ法とは異なります。記者も(絶対にないですが)次があるとしたらソフロロジー式で産みたいです。
どこでどんな産み方をしようかしら?と思ってる方への選択肢の一つとしてはいかがでしょうか?
CHANTOママライター/矢那奈美