■おじいさん救急搬送の武勇伝(みどりさん/30/看護師)

年長の娘を連れて、保育園からの帰るときでした。道路の脇で苦しそうに座っているおじいさんを見つけたんです。声とかけるべきか一瞬迷ったものの、顔色を見て「これは救急車だ!」と即座に判断しました。 近くにいた保育園ママに娘を頼んで、119番に電話。周りの人にも指示を出しながら、おじいさんに寄り添って救急車の到着を待ちました。おじいさんが運ばれたあと、ほっとして周りを見ると保育園のママたちがいっぱい。 「え? 看護師さんなの?」「意識レベルがどうとかって電話で専門用語しゃべってて、カッコよかった~」と…ずっと隠していた職業は一瞬でバレて、武勇伝とともにまたたく間に保育園じゅうに広まってしまって。 なぜなら、看護師だと公言すると病気の相談をされるんですが、無責任なことは言えないから困るんですよね。案の定、その後はママたちからあれこれ相談されています…子どもに「ママかっこよかったよ!」と言われたのは嬉しかったですけど。