収入を詮索されたり、頼みごとをされたり…何の仕事をしているか知られると、面倒なことも多いもの。だから、決して明かさない「秘密」」にしているママも多いようです。ところがひょんな事件から、うっかり〝職バレ〟してしまった働くママたち。苦笑いしきりのエピソードです。
■手さばきが鮮やかすぎた(さなさん/38歳/銀行員)
小3の息子が所属する近所の少年野球クラブで、入会から3年目に父母会の役員を引き受けたんです。でも役員メンバーには、噂好きママや情報収集ママもいて、個人情報は漏らさない方がいい雰囲気。「夫婦で銀行員」ということも隠していました。 そんなある日、クラブ会費やユニフォーム代の集金があり、私を含め4人で一緒に作業をしました。息子を待たせていたし、疲れていたので「早く作業を終えて帰りたい」という気持ちに。すると無意識に〝お仕事スイッチ〟がオンしてしまったんです、 約50人分の集金ですので、集まったお金もそこそこたくさんです。そこで、まずは机の上のお札を集めて一気に〝札勘〟し、数え終わった札は束ねてきっちり並べます。小銭も仕分けして計数し、ものの数分で作業を終えました。 我に返って顔を上げると、ぽかんと口を開けて見ているママたちの姿。しまったー! 本気を出してしまったことを激しく後悔。「え、銀行員なの?」「お札の数え方、鮮やかだったわー!」とバレバレ…今後が不安でなりません。