■三平汁
伝統的な北海道の郷土料理として、古くから愛されているのが三平汁です。ニシンの糟漬けや塩鮭と、根菜やネギといった野菜を合わせて、じっくりと煮て作った塩汁です。 現代の三平汁は、地域やお店によってアレンジされており、より魅力的な存在になっています。ニシンや塩鮭以外にも、季節の魚介類を楽しめるものもあれば、味噌味や酒粕入りなど、バリエーションも豊富です。 食べた人をホッコリとした気分にさせてくれるのが、三平汁の魅力です。北海道の広い範囲で食べられるご当地グルメですし、連日の旅行グルメで胃腸が疲れているときにもオススメです。 あったかい汁を、ふうふうと冷ましながら楽しんでみてくださいね。
■オホーツク北見塩焼きそば
北海道北見発のB級グルメとして、全国的に注目されているのが、オホーツク北見塩焼きそばです。オホーツクならではの豊かな海で獲れるホタテと、広大な北見の大地が育てるタマネギを使った焼きそばとなっています。 焼きそばといえば、ソースやあんかけが主流ですが、オホーツク北見塩焼きそばは、独自に塩ダレで味付けされています。この塩ダレにもオホーツクの自然塩が使われていて、まさに地域の特性を目いっぱい詰め込んだ塩焼きそばだと言えるでしょう。 オホーツク北見塩焼きそばには、独自のルールが8つ定められており、「道内産の小麦を主原料とした麺の使用」もその中の一つです。また「協議会指定の道産割り箸を使用」など、徹底的に「地元産」にこだわって提供されています。ルールの中には、「できるだけ北見にこだわったスープをつける」というものもあり、塩焼きそばだけではなく、食事全体で北見やオホーツクの魅力を体感できそうですね。