社会の中で生活し、自分の力で生きていくために欠かせないのが「お金」です。非常に便利なものではありますが、失敗すると怖いのも、お金の特徴の一つ! 大人になってから手痛い失敗をしないために、自分の子どもには、幼い頃から金銭感覚を磨かせたい!と思っているママも多いのではないでしょうか。 子どもがお金との付き合い方を学ぶ上で、絶好のツールとなるのが「お小遣い」です。子どものお金に対する知識を磨くためには、いつから、どのようにお小遣いをあげれば良いのでしょうか。タイミングや教育のコツを紹介します。

 

子どもにお小遣いをあげるタイミングについて


親として子どものお小遣いと向き合う際に、悩みがちなのが「いつからお小遣い制をスタートするのか?」という点です。実はこれ、絶対的な正解というものは存在しません。 子どもにはそれぞれ個性があり、物欲が強い子どももいれば、そうではない子どももいます。好奇心旺盛な子どももいれば、そうではない子どももいるでしょう。「いったいいつからスタートすれば?」と悩んだときのベストアンサーは、「子どもがお金に興味を持ったとき」です。 マネー教育は、子どもが興味を抱いていれば、いつ始めても「早すぎる」ということはありません。今の私たちの生活にとって、お金は非常に身近な存在だからです。

 

しかし「教育しなければ!」という親の気持ちだけが空回りして、なかば押し付けるようにしてお小遣い制をスタートしても、教育効果は表れないでしょう。

 

重要なのは「○歳になったから」という明確な時期で区切るのではなく、子どもの様子を見ながら、臨機応変に対応することです。以下の様子が見られるようになったら、お小遣いでマネー教育をスタートするチャンスかもしれません。

 

・買い物に行くたびにガチャガチャをやりたがる

 

・欲しいおやつを我慢できない

 

 

・お金について疑問を持ち、質問してくる

 

 

・お年玉など、特別なお小遣いをもらったとき

 

 

お小遣いの渡し方にも正解・不正解はありません。とはいえ「月に○○円」と、まとめて渡す方法は、幼い子どもにとっては難易度が高いもの。子どもが理解し、管理できる範囲を考えながら、渡してみてはいかがでしょうか。