マネー教育は、生きる力を身につけるための教育!

子どもが小学校に上がり、ある程度管理能力が身についてきたら、毎月一定金額を渡す定額制を採用してみてください。「決まった範囲の中でやりくりをする」という経験は、子どもが社会人になり、独立した後も役立つもの。「自分が稼いだお金の中で生活する」という基本姿勢を身につけられます。

 

金銭教育を目的にお小遣いを渡すのであれば、お小遣いを渡す際のルール作りも重要なポイントとなります。具体的には、以下の内容を参考にしてみてください。

 

・お小遣いで購入するものの範囲

 

・お小遣い帳の記入

 

 

・自分の買い物に対するフィードバックの習慣づけ

 

 

お小遣いで購入するものの範囲を事前に決めておかないと、「あれもこれもママ買っておいて!」なんてことにもなりかねません。せっかくのお小遣いで学ぶ機会を失ってしまいます。

 

また自身のお金との付き合い方を知るために、大切なのがお小遣い帳の記入です。低学年でも使いやすいシンプルなタイプもありますし、近年では、アプリでお小遣いの管理ができるものも人気を集めています。

 

最後に、意外と忘れがちなのが、自身の買い物を見返す習慣を身につけることです。マネー教育をスタートしたばかりの子どもが、お金の使い方を間違うのは当然のこと。ときには、パパやママが一言言いたくなるような、盛大な無駄遣いをやってのけることもあるかもしれません。

 

しかし、そのお金が本当に無駄であったのかどうかは、実は子ども本人にしかわからないポイントでもあるのです。だからこそ、お小遣い帳を記入したあとには、「このお買い物はどうだった?」と確認して見ると良いでしょう。子どもなりに感じるポイントがあれば、それを一緒にお小遣い帳に記載しておきましょう。

 

経験を積み重ねていくことで、子どもは徐々に、上手にお金と向き合えるようになります。