【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】
ライター名:草間小鳥子
女性の社会進出が著しい国、フィンランド。実は、育児にかんしてもとても手厚い国なんです。例えば、Finnish Baby Box。
子供が生まれる家庭へ政府から無償でプレゼントされる育児パッケージで、新生児~1歳頃までに必要な育児用品50アイテムほどが、一度にそろうのです。
しかもそれらが入っている箱は、SIDS予防に最適なベビーベッドになるという優れもの。
そんなフィンランドの育児パッケージが、日本でも手に入るようになったので、長男の誕生を機に、さっそく注文してみました!
注文は簡単!
こちらのウェブサイトから購入します。
https://jp.finnishbabybox.com/
冬の気候や子供の性別などの質問3つほどに答え、送付先やクレジット情報を入力するだけ。
私が注文した2015年当時はウェブサイトは全て英語で商品もユニセックス、受け取り時に関税の支払いが必要でしたが、手続きもずいぶん簡単になったみたいです。
気になる中身は?
段ボール箱+寝具
かためのマットレスつき段ボール箱は、付属のシーツをセットすれば、SIDS予防に効果的なベビーベッドに大変身。生後2ヶ月半頃まで使用できました。北欧柄の掛け布団は、1歳半の今でも愛用中。
湯温計、爪切り、ヘアブラシ、バーブクロス
沐浴セット。ハサミ型の爪切りはとても切りやすく、入院中~現在も使用。バーブクロスはミルクの吐きもどしを拭くためのガーゼですが、沐浴布に最適。
布製母乳パッド、コンドーム、紙オムツ
こちらは未使用。
バスタオル
一辺が三角形で、赤ちゃんの頭がすっぽり入ります。退院時のおくるみにも。
外出用カバーオール
雨風をしのげる加工なので、安心。ウィンドブレーカーとして。
フリースオーバーオール
手先、足先まですっぽり覆えて、真冬のおでかけもあたたか。
スタイ、食事用エプロン
ビニール加工のエプロンは、外食時に重宝。
帽子
くま耳つきニット帽など、2枚ほど。残念ながら、すぐにサイズアウト(泣)
靴下、タイツ、ミトン
靴下は大小のサイズがあり、1歳頃まで使えました。
肌着、衣類
前開きの肌着や、ドレスオール、プレイスーツ、ボディスーツ、ロンパース、レギンス、パンツなど。パンツは、おなかまですっぽり。股部分がファスナータイプのプレイスーツはパジャマにぴったり。どれも北欧デザインがおしゃれ。
スリーピングバッグ
綿の詰まったふかふかのおくるみは、真冬の外気浴に。ファスナーを開けばプレイマットとしても便利でした。
歯がため
生後3ヶ月頃から。やわらかく、握りやすい。
ほ乳瓶
私が注文した当時は、入っていなかったもの。
全50アイテム!
育児パッケージのメリット・デメリット
メリットは、なんといっても、育児用品が一度にそろうこと。 肌着にスタイにボディスーツに……とそれぞれお店を買い回りしてそろえる手間がありません。北欧デザインの衣服も、日本ではなかなか手に入らないものばかり。
ただ、デメリットとしては、なかにはほとんど使わないままの商品もあるということ。 足をすっぽり覆うタイプのロンパースや顔の部分だけ出る帽子などは、日本の気候には不向きですし、股部分にスナップがないノンスリーブタイプのカバーオールも。首がすわる前に前開きでないボディスーツは着せにくく、サイズアウトしてしまう可能性も。
それでも私は、頼んでよかったと思います。 箱型のベビーベッドは安心でしたし、衣服のデザインはどれもおしゃれでかぶりがなく、「素敵ですね!」と声をかけてもらうことも多かったです。 薄手の掛け布団やビニールスタイなどは、1歳半の今でも愛用中。
なにより、大きな箱を開けた時の驚きと感動は、これから待ち受ける育児への大きな期待と実感を抱かせてくれました。 二人目のお子さんを妊娠中で、なかなか育児用品を揃える時間のないご家庭や、一味違った北欧のおしゃれなベビー服に興味のある方、グループで出産祝いに。
フィンランドの育児パッケージ、Finnish Baby Box。生まれてくるお子さんへの素敵なギフトになること、間違いなしですよ!