香取慎吾
©2018「凪待ち」FILM PARTNERS

── 香取さん演じる郁男はギャンブル狂という治らない癖がありますが、静かだけど愛や優しさを感じるキャラクターです。そういう男性をどう思いますか?

 

西田さん:なかなか治らない癖というのは許せない部分ではあると思うんです。でも、いつかやめてくれるって信じながら「しょうがないな」って許してズルズル一緒にいてしまうのが亜弓だと思います。好きだから信じているし、許している。切っても切れないような繋がりが郁男と亜弓との間にはあるから、希望を持っているような気がします。

 

香取慎吾
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── あまり「好き」とか言わないタイプですが……

 

西田さん:私もあまり「好き好き」という人は好きではありません。あまり言われると、嘘ついているって思っちゃうし、疑っちゃいます(笑)

 

── 小言を言いながらも、おにぎり作ってあげちゃうシーンはすごく自然で、亜弓の「好き」を感じました。

 

西田さん:甲斐甲斐しく握ってましたよね(笑)あのシーンは実は台本にはなかったんです。現場で白石監督が「握ってみましょう」とおっしゃって。おにぎり握りながらセリフちゃんと言えるかななんて思いながらやっていました。普通だし、日常感がありますよね。

 

── おにぎりのお話が出たところで、西田さんの得意料理を教えてください。

 

西田さん:子どもがいるのでパパッとできる普通のごはんが多いです。土井先生(の番組)にすごく救われています。一汁一菜でいいんだっておっしゃっているので、白いご飯とお味噌汁、そこに焼き魚やサラダを添える。冷蔵庫にあるものでちゃちゃっと作ることが多いです。先日、ピーマンの肉詰めを作ったら美味しかったですね。もちろん、土井先生のレシピです(笑)