叱られている人ほど「叱られたい」と思っている!?


では逆に「叱られても委縮しない人」は、どのような意識で仕事に取り組んでいるのでしょうか? 人事に関する支援を行っているレジェンダ・コーポレーション株式会社は、以前「若手社員の意識」についてアンケートを実施していました。

 

入社6年目までの社会人に対して、はじめに質問したのは“叱られることがあるかどうか”。「よくある」「ときどきある」と答えた人は41.4%と半数を占めたことに対し、「全くない」という人も16.3%にのぼりました。また「正当な理由があれば、上司・先輩に叱られたいと思いますか?」と質問したところ、22.1%の人が「とても思う」と答えています。

 

さらに2つの質問について相関関係を調査。「叱られることがよくある人」の35.2%は、「正当な理由があれば叱られたいか」の問いに「とても思う」と回答。一方「叱られることが全くない人」が、「とても思う」と答えた割合は20.5%に留まりました。叱ってほしい理由を見ていくと、「最初から完璧に業務をこなせる新人はいない。むしろ叱られることは、自分を見て頂いているということなのでありがたい」「仕事の質の改善につながる。自分の成長に繋がるから」といったコメントが。

 

萎縮して悪循環に陥らないように、改善策を見つけていきたいですね。

 

文/古山翔