近年人気のスーパー銭湯ですが、銭湯が減少しているのに比べてスーパー銭湯は店舗数を増やしています。そのスーパー銭湯と銭湯の違いは何でしょうか。
また、スーパー銭湯ではどのように過ごせばよいのでしょうか。ただお風呂につかるというだけではないですよね。いろいろな楽しみ方ができるのです。そのスーパー銭湯の魅力について紹介します。
■一般の銭湯とスーパー銭湯の違い
一般に銭湯と言えば、昔ながらの銭湯、健康ランド、規模的にはその中間に位置するスーパー銭湯というのがあります。
公衆浴場法という法律上では、そのどれもが公衆浴場となるため、法的な違いはありません。さらに、各都道府県で制定している条例では、普通公衆浴場とその他の公衆浴場に分けられます。
銭湯とスーパー銭湯の違いは、都道府県の条例によって定められているということになります。その条件となるのが、設置制限、衛生基準、価格統制となっていて、最もわかりやすいのが価格統制です。一般の銭湯の場合、料金の上限が設定されています。
これはもともと家庭にお風呂がなかったころに日常的に銭湯を利用するため、価格を抑える必要があったことから価格統制が行われていたためです。その名残なのですが、現在ではほとんどの家に風呂があるため、あまり意味のあるものではないのかもしれません。
逆に価格を上げられないことから設備を改修することもできなくなってしまい、廃業している銭湯も少なくないのです。
豪華な銭湯であれば、スーパー銭湯のような設備も持てるのですが、料金が上げられないため、どうしても経営が成り立たなくなってしまいます。そのため銭湯が減り、スーパー銭湯などのその他の銭湯が増えているともいえるでしょう。
■いろいろなお風呂を楽しもう
スーパー銭湯といっても、基本はお風呂です。まずは、どんなお風呂があるかということで楽しみ方も違ってくることになります。まずはどんなお風呂や施設があるのか確認しましょう。
特に家族やカップルで来た場合は、男湯と女湯が別なので、お風呂からでたときの待ち合わせ場所を決めておくとよいです。また、入浴前には少量でいいので水分補給をしておきましょう。お風呂に入ると意外と水分が失われるのです。
通常の湯船の他にいろいろなものがあります。これは店舗によっても違うのですが、泡の出るジェットバス、電気の刺激のある電機風呂、半身浴用の浅い湯船、サウナに水風呂、岩盤浴といったところでしょうか。
店舗ごとに他にもいろいろな湯船があるので確認してみましょう。 まず、マナーとしてタオルは湯船に浸けないというのがあります。また、お風呂に入る前にはかけ湯などをして汚れを落とします。体を洗うのは、一度湯船につかって体を温めてからのほうが効果的なのです。体が温まることで毛穴が広がり、汚れが落としやすくなるのです。これは自宅でお風呂に入る場合も同じですね。
サウナや岩盤浴などいろいろなお風呂を楽しむのは、まず普通のお風呂で体を温め、体を洗ってからがよいでしょう。浴室と休憩場所は行き来できるので、ひと風呂ごとに体を休めるのもいいでしょう。
また、スーパー銭湯ではタオルやバスタオルはレンタルが可能です。健康ランドなどでは施設内で着るムームーなどが用意されていますが、スーパー銭湯にはそういった室内着はない場合もあります。