20190530manzoku01

長い間欲しかったものや、高価なものを手に入れると嬉しいですよね。しかし中には買っただけで満足してしまい、しばらく寝かせてしまう人も。では一体、「買っただけで満足する人」にはどういった傾向があるのでしょうか?

一眼レフカメラを寝かせてしまう人も…


通販をよく利用するという女性は、「実際に届いたらしばらく使わず、クローゼットの奥で寝かせてしまう」と明かしています。「商品を選んでる最中や、届くまではすごく楽しみなのに… 他にも私みたいな『買っただけで満足してしまう』人はいますか?」と投げかけました。

 

するとネット上では共感の声が続出。

 

「私は“積ん読”をしちゃう。本を買ってもしばらく読まないので、未読の本がどんどん溜まっていく」「ダイエットしようと思って買ったフラフープは、1度も使わないままどこに仕舞ったのか忘れてしまいました…」「珍しい調味料とかは買ったあと、レシピを探しているうちに満足することが多い」「高い一眼レフカメラを買って、『やっぱりスマホよりキレイに写るな~』と思いながら引き出しの中へ。結局スマホでしか写真を撮ってない」などのエピソードが寄せられています。

 

中には「買ったまま使わないものが多すぎて旦那に怒られた…」との声も。溜め込みすぎて家族からのひんしゅくを買うことは避けたいですね。

買った後のビジョンを描くことが重要?


また、「買っただけで満足してしまう人には傾向があるのでは?」という指摘も多く上がっています。

 

最も多く見られたのは「衝動買い体質」についての意見で、「どうやって使うかを考えないまま買うと、結局使うことなく寝かせてしまう」「“特別なときに使う”“毎日続けていく”という曖昧な理由で買ったものって使わないことが多い」といった声が。

 

衝動買いとは逆に、計画を立てすぎる傾向も見られました。

 

「ガーデニングを始めようと思って、レイアウトや水やりのタイムスケジュールまで組んだ。いざ園芸セットを買ってみると植えるのが面倒に…」という経験談も。綿密な計画を立てたせいで、買った後に面倒臭くなるケースは多いようです。

 

一方「買っただけで満足する」人たちに向けたアドバイスも。

 

「買うことを目標に設定しないほうがいい。『それを駆使してどうするのか』がイメージできないなら購入を見送りましょう」「所有欲を満たしただけで満足する傾向がある。自分の性格をしっかり理解した上で買いものするべき」など、買った後のビジョンを描くことが大切なのかもしれません。

一生で1300万円を衝動買いに使う!?


では実際、買っただけで満足してしまうのにはどういった原因があるのでしょうか? 以前放送された『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)では、「買いものの落とし穴」を特集。買いものの際に気をつけるポイントが紹介されていました。

 

同番組はまず「人は無意識に同調してしまう傾向がある」と指摘しています。ある実験では同じ商品を2つ用意し、まずひとつに「今、これがオススメ」と記載。もう一方に「今1番売れています」と書いた結果、約80%の人が「今1番売れています」と書かれた商品を選びました。

 

たしかにネット上でも、「皆が良いと言ったものを買った結果、自分にとっては不必要だった」という経験談は多く見られます。

 

さらに衝動買いは「ストレス解消」としての側面が強いことも注意すべきだそう。アメリカで「生涯の衝動買いで使う金額」を調査すると、日本円でおよそ1300万円ということがわかりました。お金を無駄にしないためにも、買ったあとはすぐに使うことを心がけた方がいいかもしれませんね。

 

関連記事:買い物の際の「値切り」に積極的な都道府県 1位は大阪ではなく…?

 

文/河井奈津