下半身付随でも「カッコいい」に違和感が
── 病床からブログで発信。反響が大きかったのでは。
滝川さん:すごかったですよ。もともと1日数百アクセスだったのが、事故後の近況報告は2000万というとんでもない数字になって。病気やケガで苦しんでいる人からも「勇気をもらいました」「実は私も難病で」というようなメッセージをもらって、それには自分も励まされました。
ただ、ケガをしたことでたくさんの方に注目されたことには、違和感もありました。「強いですね」「カッコいいです」と言われても、自分は「こんなリハビリをしました」という日常を載せただけの、いわば「ケガをした人」なのにな、と。そこからですね。自分で努力して新たに何かを得ないと、ただのケガをした人で終わっちゃう、と思うようになったのは。
── 2000万アクセスという瞬間的な数字だけに満足しなかったわけですね。
滝川さん:俳優という仕事しかやってこなかった人生を変えよう、そう考えました。いくらでも人生は変えられる、やり直しもきく、新しい何かに挑戦だってできる。もちろん「元通りの体になりたい」思いはありましたが、いっぽうで「これは人生の大きな転換期、やり直すチャンスだ」と前向きに捉える自分もいました。