おばちゃま化した夫と夫婦円満の秘訣
── 息子さんはこの春から大学生になったそうで、これからまた落ち着いて夫婦の時間がとれそうですね。八嶋さんは育児には積極的でしたか。
宮下さん:夫は周りから「どんな赤ちゃんも八嶋の腕の中で眠る」と言われているくらい、寝かしつけが得意なんです。お風呂を入れるのも得意で。息子が小さいときはもちろん、今もうちに赤ちゃんが遊びに来たら、親が食事をしている間にお風呂と寝かしつけを済ませてくれます。
── 寝かしつけは、「ママじゃなきゃ」というお子さんも多く、難易度が高いと言われているなかですごいですね。
宮下さん:夫は母性が溢れすぎているんです。家事は基本的に言われないと気づかないことが多いのですが、育児に関しては本当になんでもしていました。唯一できなかったのは授乳くらいで。息子の子育て中に「おっぱいさえ出れば…。これだけはママに勝てない」と悔しがっていました(笑)。
私と一緒に息子のママをしていたような感じでしたが、年々おばちゃま化していて。近所の子から「おばちゃま〜!」と呼ばれています。
── まさか「おばちゃま呼び」されているとは(笑)。
宮下さん:夫も気に入っているみたいです。あとは、人にものをあげるのがとにかく大好き。どこかに行く機会があったら、お土産にハンカチとか、ポーチとかを買ってきて知り合いに配り歩いています。物をあげるのが好きというのも、プレゼントのチョイスも、おばちゃまっぽいでしょう?
──「実用的なものは喜ばれそう」と思うあたりが、そうかもしれません。宮下さん宛てにもプレゼントはあるんですか?
宮下さん:…(笑)。結婚した頃は、「いつになったら私の好きなものに気がつくんだろう」と、待っていたんですけどね。諦めました(笑)。
やっぱり、気に入ってないものって、使わないじゃないですか。なので夫からのプレゼントは、好きなものをリクエストする形に落ち着きました。
── 八嶋さんは宮下さんに「絶対的な信頼を置いている」と話していました。
宮下さん:夫はみなさんのイメージのまま、本当に家でもずっとニコニコしていて、いつだって機嫌がいいんです。そこは本当にすごいと思っています。とはいえ、不用意な発言で、こちらの気分を逆撫でしてくるときはありますよ。
でも、人に言わせると、夫はそんなに悪いことは言っていないらしいので、結局は私の心が狭いということになっちゃうんですけど(笑)。夫婦はいろんな形があるかと思いますが、私は、なんでも自分で決めるのが好きで、夫はなんでも決めてもらうのが好き。このバランスが我が家の夫婦円満の形なのかなと思っています。
取材・文:内橋明日香 撮影:矢島泰輔 ヘアメイク:Norikata Noda 写真:宮下今日子