俳優の宮下今日子さんは40歳を過ぎたあたりからメンタルの不調があったといいます。「中高生の子どもと母は、思春期VS更年期でお互いにホルモンに左右される時期」だと語り、その戦いは息子さんが早々に手を引いて収束したよう。宮下さんの息子さんが見せた、思わず拍手を送りたくなる大人の対応とは。
高校生の息子が気づいた母の異変
── 息子さんはこの春から大学生だそうですね。思春期の息子さんとはどう関係を築いてきましたか。
宮下さん:中高生の子どもと母って「思春期VS更年期」、お互いにホルモンに左右されるんですよね。うちは息子が早々に手を引いてくれたので、更年期の勝ちで思春期の負け。息子は大人しくしてました(笑)。

── 息子さん、何に気付いたんでしょう。
宮下さん:「ママの様子がおかしいときがある」と思ったみたいで。イライラには波があって、急にカッとなっているときもあれば、「凪」のときもある。「凪」のときに、息子に「ママあのときの言い方ひどかったんだけど」と言われて。こちらも凪のときは「そうだよね、ごめんね」となります。逆に私の機嫌が悪いときは何を言っても無駄だと思ったようです。
── 大人の対応ですね。
宮下さん:息子から「俺が怒られるときは、俺が悪いわけじゃなくて、ママの機嫌が悪いときだ」と言われたことがあって、ハッとして。「その通りだ!」と思いました。「そういうことなんで、それにちょっと対応してもらっていいですか」ってお願いしました(笑)。
── どんなことにイラッとしていたんですか。
宮下さん:私が話しかけて、息子の返事が「あ?」だったときとか。イライラしているときは、普段ならスルーできることも見逃せなくなっちゃって。「ちょっと待て待て」と。あとは弁当箱を出していないときもですね。弁当箱を出さない日なんて、しょっちゅうあるんですが、「凪」のときは「今日も弁当箱出してないな〜」と思えるのに、イライラしているときは「なんで出してないのよ!」って。