「孤独な子育て」をなくしたい

── 育児中の家庭が孤立してしまうのには、どんな原因があると思いますか?
石黒さん:日本ならではの「家庭のことで誰かを頼ること」へのハードルの高さや、お金を使って余白の時間を作ることへの罪悪感が根底にあるのではと思っています。また、現在は父親の育児参加も進んでいますが、「育児は母親ひとりでやるもの」という概念がまだ強いのではないでしょうか。そのため、ひとりで抱え込んでしまうお母さんが多いのだと思います。
── 育児119は「孤独な子育てをなくす」を理念にしていますね。
石黒さん:我々はお子様だけでなく、保護者の心も守りたいと思っています。育児119は、生後0か月から小学6年生のお子様がいるご家庭の「今助けてほしい」というニーズに応えるため、家や外出先にベビーシッターの「頼ってさん」を派遣するかけつけサービスと、電話相談を行っています。かけつけサービスは最短1時間でかけつけ可能で、家事代行や病児育児は対応していませんが自宅や外出先での保育や沐浴補助など、保護者の方の希望に合わせた支援を行っています。
現在、かけつけサービスは東京・神奈川をはじめとした6都道府県のエリアのみの運営ですが、ゆくゆくは47都道府県で展開し、日々育児に奮闘する保護者のみなさんの心のお守りのようなサービスになりたいと考えています。
取材・文:阿部祐子 写真:石黒和希