ボディーアートは、人を一瞬で笑顔にする

── 奇跡の瞬間ですね。そこでボディーアートをやろうと決めたんですか?

 

ゴンさん:そうですね。体を合体させるボディーアートって、人を瞬く間に笑顔にするなって思ったんです。僕はずっと漫才が好きで、漫才にこだわっていたけど、全然おもしろくない漫才で、お客さんにはしかめっつらをさせてしまっていた。

 

でも、ボディーアートなら一瞬で笑顔になってくれる。銀座で、僕とチロでつくったジャガーのエンブレムがお客さんにウケたとき、「今の時代には、年齢、性別、国籍関係なく、誰にでも通じる笑いが求められてるんだ」って確信したんです。言葉が通じなくても、言葉がなくても、笑える、笑い合える。理屈じゃなくて。見て、その場ですぐ笑える。

 

ビックスモールン
海外では、「wannabes(なりたい人)」として、多くの国で活躍。右からグリさん、ゴンさん、チロさん

── たしかに、ボディーアートなら、誰でも視覚的に笑えるし、笑いを共有できそうです。

 

ゴンさん:そうなんです。ちなみに、そのあと、ふたりで牛丼を食べに行ったんですけど、あの味は今でも忘れられないですね。当時、牛丼が280円とかの時代でしたが、ボディーアートでいただいたお金で、あったかい牛丼を食べて。本当にうまかった。

 

こんなふうにして僕たちのボディーアートができました。それ以来、僕たちの目標は、「ボディーアートで世界を笑顔にする」なんです。