「生きているだけで儲けもの」。そう自分に言い聞かせても、鏡に映る姿を直視できるまでには3年の月日を要しました。2019年に両側乳がんを告知され、両胸を失った阿久津友紀さん。事実婚のパートナーに「捨てられるかもしれない」と怯え、今なお副作用の発汗に悩まされる日々。がんを「ギフト」とは呼べない。そんな彼女が、あえて軽やかなタイトルで自らの病と生きることを語り続ける、本当の理由を伺いました。