自らカメラを手に「皇居の自然」「皇室に伝わる伝統」も伝える

皇居内で見られる動物たちの様子も発信されている

── 宮内庁のインスタはどのような体制で運用されているのでしょうか。

 

宮内庁:広報室の定員は13名で、SNSはそのうち半数程度が担当しています。撮影は宮内庁の嘱託カメラマンが実施するほか、「皇居の自然」や「皇室に伝わる文化」などについては、広報室員自らカメラを手に、撮影に臨むこともあります。投稿については、広報室員が実施しています。

 

── 投稿される写真や動画の「見せ方」で、特に意識している点はありますか?

 

宮内庁:皇室の方々のご表情がはっきり伝わるような、比較的大きめのカットを選んでいます。また、フォロワー以外の方にもリーチしやすい「リール(短尺動画)」も活用しています。投稿内容に応じて、音楽の選択やカット割りなど、さまざまな方法を模索しながら投稿をしています。

 

── 一般的なSNSと違い、コメント欄を閉じて運用されているのが印象的です。

 

宮内庁:コメント欄には、宮内庁に対するご意見だけでなく、皇室の方々に関する内容も含まれ得るためです。ご意見については、公式ウェブサイトの「ご意見・ご感想フォーム」を通じていただく形をとっています。

 

── 文章のトーンも非常に落ち着いていて、「静かなSNS」という印象を受けます。

 

宮内庁:「正確な情報をタイムリーにお伝えすること」を第一に意識しています。Instagramでは即時性を活かした速やかな投稿を行い、より詳細な背景を知りたい方には公式ウェブサイトへ誘導するなど、それぞれの役割を明確に使い分けています。