「やりたいことを精一杯」両親の生き様が教えてくれたこと

あんり
ぼる塾の前身、「しんぼる」時代は思うように売れずに苦労した時期もあったと語る

── 高校中退から芸人へ。今、改めてご自身の歩みをどう振り返りますか。

 

あんりさん:今まであっという間でしたし、いろいろな出来事が繋がった先に、今の私がいると思います。私は元レディースの母と元暴走族の父のもと、大家族に育ち、3歳で両親が離婚。その後はフィリピン人の新しい母を家族に迎えるなど、「普通の家族」とはちょっと違う、多くの経験をしてきました。

 

でも、みんな自分がやりたいことを精一杯頑張っている人たちなんですね。仕事も人生に関してもそう。何かを我慢して惰性で日々を過ごすのではなく、自分ができること、自分が楽しめることをどんどん突き進む人たちに囲まれて過ごしてきました。

 

── 家族がいまのあんりさんを形づくってきたんですね。

 

あんりさん:そうですね。私は高校を中退して自分に自信が持てない時期もありましたが、芸人になることを諦めずに進めたのは、そうした家族の影響も大きかったと思います。

 

今はおかげさまで多忙な日々を過ごしていますが、何かあったときには戻れる場所、基盤となる家族の存在があるのは、とてもありがたいことだと思っています。

 

 

高校中退という挫折を経て、自分らしい生き方を見つけたあんりさん。「やりたいことを精一杯やる」という両親の潔い背中は、彼女の何よりの教科書でした。あなたが人生の岐路に立ったとき、迷いを消してくれた「誰かの言葉」や「家族の姿」はありますか?

 

取材・文:松永怜 写真:あんり