「あんりが、あんなに喋るなんて」驚いた母と、父の応援

── 本来の明るかったあんりさんを取り戻していったのですね。その後、バイトをしながら中学の同級生・相方のきりやはるかさんと芸人を目指すことになります。

 

あんりさん:中学時代にはるちゃんから、「将来一緒に芸人になろう」と言われましたが、私もはるちゃんも人前に出る性格ではないからムリだと断ったんです。でも、将来が決まっていないなかで再び誘われて、「友達と一緒にいられるなら」と決めました。

 

両親に伝えると、父は「あんりが自分から『これがしたい』と言ったのは初めてだから」と応援してくれました。母は、反対こそしなかったけれど、心配していましたね。家での私は大人しかったし、何より母のほうが私よりずっと明るくて喋りも上手いので、「あんりが芸人!?」って感じだったと思います。母が驚くのもわかります。普通に考えたら母の方が芸人向きな気がするんですよ。 

 

── お母さんは明るくてお話上手な方なんですね。

 

あんりさん:はい。よく喋るし、場の空気を盛り上げるのがうまいから、気づけばみんなが母の話に引き込まれているんです。正直、今でも母が芸人になったら私より売れると思っています。でも、自分の意志が決まっていたので吉本NSC(吉本総合芸能学院)に入学。その後、芸人になってはるちゃんと舞台で喋る私を母が見て、「あんり、あんなに喋るんだ!」って驚いたみたいです。