入院を経験し、家族がワンチームになった
── その後、4か月半に及んだ入院生活を経て無事に退院されました。
茅原さん:当初は4か月から1年くらいかかるかもしれないと医師に言われていましたが、経過が順調だったので4か月半で退院することになりました。夫は長年勤めた会社を退職し、これからフリーランスとして頑張ろうと思っていた矢先に悪性リンパ腫を患いました。なぜこのタイミングに?いろいろ病院を回ったのに?と思うこともあったかもしれません。
でも、入院を経験して家族がワンチームになる実感がありました。子どもたちは成長し、普段はそれぞれの時間を過ごしていましたが、あの時ばかりは家族一丸となって、みんなで夫の病気に向き合ったと思います。
退院して今年で6年になります。彼は本当に仕事が大好きですし、同じくらい人に会うことも好きです。これからも健康に気をつけながら好きなことをして過ごしてほしいと思っています。
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多忙で不在がちだったという笠井さんに、ご自身の今の生活やかつての自分を重ねた方もいるかもしれません。皆さんは、大きな転機を経て「家族との向き合い方」が変わった経験はありますか?
取材・文:松永怜 写真:茅原ますみ