コロナですべてが絶たれ「孤独」を痛感し

── 仕事仲間や夜の街でのコミュニティが、「心のよりどころ」になっていたんですね。

 

ヨネスケさん:ところがコロナになって、それらがすべて絶たれてしまった。寄席の舞台がなくなり、飲み歩くこともできなくなった。そこで初めて「孤独」を痛感しました。それまで楽屋に行けば仲間がいて、飲みに行けば2丁目のママたちがいて、つねに誰かとしゃべっていたのが、急にプツンと途切れて社会との接点を失ってしまったんです。

 

ずっと部屋にこもりきりで、誰とも話さない。自宅でひとり酒をして、眠れないから病院でもらった入眠剤を飲んで。しかも、コロナにも感染して、孤独に家で寝込んでいた時期も。心身ともに最悪の状態でした。

 

そのうちに、どんどん気持ちがふさぎ込んで、悪いことばかりが頭の中に浮かんでくるんです。コロナが明けて、しばらくぶりに飲みに行くと「目が死んでるわよ。病院に行ったほうがいい」と2丁目のママに言われ、精神科を受診するとうつ病と診断されました。いちばんひどい時期は、マンションのベランダで「楽になるんだろうか」とか、そんなことが何度も頭をよぎるほど、精神的に病んでいましたね。

 

── そこまで追い込まれていた時期だったのですね。そこからどうやって浮上されたのでしょう。

 

ヨネスケさん:あの時期は本当につらかった。でも、精神科のお医者さんがいい方で、「ヨネスケさん、パートナーを作るといいですよ」と言ってくれたんです。その言葉を聞いて「たしかにそうだな」と思い、彼女を作ろうと考えました。