子どもが一緒だから閉所恐怖症を克服できた

── 女性は、出産して母になると強くなるともいいますよね。

 

高田さん:はい。実は、子どものころから閉所恐怖症というか、暗くて狭いところが苦手でした。小学生のときも、真っ暗な狭いところに隠れるのが苦手だったから、かくれんぼをしてもすぐ見つかるような子だったんです。最近、飛行機のトイレはひとりで入れるようにはなったのですが、それまでは客室乗務員の方についてきてもらったりしていました。

 

狭いエレベーターも苦手だったんですけど、最近、自分でもびっくりなことがあって。子どもの予防接種で小児科に行ったとき、どうしても狭いエレベーターに乗らなきゃいけなくなったんです。ひとりだったら絶対に乗らなかったと思うんですけど、子どもがいたから、「外階段だと寒いよね。この子が風邪をひくといけないからエレベーターに乗ろう」って勇気を出して、子どもを抱っこしてふたりでエレベーターに乗ることができました。子どものおかげで少し克服できた気がします。

 

── それはすごいですね!毎日、仕事に子育てに頑張っている高田さんが今大切にしている時間はありますか?

 

高田さん:もちろん、子どもとの時間がすごく大事だし、本当に癒やされるんですけど、2番目に大切にしたいのは、愛犬との時間です。

 

子どもが生まれるまで、愛犬はいちばん大切な存在でした。どこに行くのも一緒だったし、家でもいつも遊んであげたりしていたくらい。ただ、出産後は、抱っこも遊ぶのもいつも愛犬のほうが息子に譲ってくれているし、そのぶん、愛犬が我慢しているのがわかるんです。犬なんだけど、すごく我慢しているなって思っていて。

 

高田秋
愛犬・ポテトとの時間は、なくてはならない大事なひととき

だから、子どもがお昼寝しているときとか、5分でも10分でも時間ができたら愛犬と2人きりの時間をつくっています。一緒にテレビを見たり、くっついて寝てみたり。そうしたら、すごく満たされた表情をしてくれるんです。私もとても満たされるし。昔みたいにずっと一緒にいることは難しくなっても、愛犬と2人だけの時間はこれからも大切にしたいです。

 

取材・文:高梨真紀 写真:高田 秋