「仕事の合間も、仕事からの帰りもずーっと明日のお弁当のことを考えていました(笑)」。人気振付師として多忙を極めていたパパイヤ鈴木さんには、高校生の娘さんと東京でふたり暮らしをしていた時期がありました。毎朝5時に起きてお弁当作りに勤しんだ日々。「お金の価値を知ってほしかったから」と食材はまとめ買いして節約にも励んだ、パパイヤさんの知られざる「パパ」としての奮闘を伺いました。
毎日目覚ましをセットして
── 2012年から7年間、東京と福岡を行き来しながら家族と沖縄で生活していたと伺いました。そのあとの2年間は、今は社会人で当時、高校生だった娘さんとふたり暮らしをされていたそうですね。
パパイヤ鈴木さん:振り返ってみても、あれはきつかったですね。僕が(笑)。娘が東京の高校に進学することが決まって、高校1〜2年のときにふたり暮らしをしていたんです。よくできた娘で、すごくちゃんとしてるし、なんでもできるんですよ。それゆえ、僕もちゃんとしなきゃって思ってね。いろいろ悩んで、試行錯誤して過ごした2年間でした。

── 高校生となると、お弁当も必要ですよね。
パパイヤ鈴木さん:2年間、お弁当作っていました。娘が6時前には家を出るので5時に起きて。毎日目覚まし時計をセットして寝るのですが、なかなかしびれる時間ですよね。
── どんなものをお弁当に入れるんですか。
パパイヤ鈴木さん:卵焼きは毎回必ず作っていて、あとは沖縄にいたのと彩りもいいので、にんじんしりしりとかですね。チャーハンにしたときもありました。でも、娘のお弁当は小さいから作ってもそんなに入らないんですよ。もうあとは自分で食べるしかなかったですね。
あのころは本当に毎日、「明日のお弁当、何にしよう」と、そればっかり考えていました。世の中の主婦ってきっとこうなんだろうなというのを身をもって経験できましたね。家族の食事を用意するって本当に大変なことですよね。それこそ仕事の合間も、仕事場からの帰り道もずーっとお弁当のこと考えてるんですよ。『孤独のグルメ』が好きで、それを見ながら何作るか考えたり、お弁当の本を買ったりもしました。食事を通じてお金の価値についても知ってほしかったので、まずは自分からと思って、食材を2週間分買って、それを少しずつ使って、どうやったら節約できるかも娘に見せてきました。