先天性疾患の難病「脳動静脈奇形」の手術から5年、現在は難病に関する情報発信を行うインフルエンサーとしても活動する俳優の間瀬翔太さんは、昨年、准看護師の資格を取得。そこには当事者としてのある思いがありました。
准看護師の試験と高卒認定試験のため猛勉強した2年

── 間瀬さんは10万人に1人の病気と言われる先天性疾患の難病「脳動静脈奇形」で脳出血を発症し、開頭手術をして5年が経過しました。現在は難病インフルエンサーとして活躍されていますが、昨年、准看護師の資格を取得されたそうですね。看護師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
間瀬さん:いくつか理由があるのですが、自分の病気について詳しくなるうちに、もっときちんと勉強したいと思ったのがきっかけです。難病インフルエンサーとして活動しているなかで、資格を持てば伝える言葉も根拠が伴う発言になって説得力もあるだろうし、相談された際に「病院に行ってみたほうがいいと思う」と勧めるなど、本格的に人を助けられるかなと思ったので。
入院中にお世話になった看護師さんたちからも影響を受けました。退院したとき、しばらく治療に専念することになり、芸能人としての仕事がなくなりました。事務所もやめ、「芸能界に居場所がなくなるな」と感じたときに「自分にできることは何か?」を考えました。と同時に、自暴自棄になり八つ当たりしても笑顔で対応してくださった看護師さんに恩返ししたい、という思いが浮かんで。自分がしてもらったように、誰かの役に立ちたいと思いました。
── それで2年間学校に通い、勉強されたとのこと。
間瀬さん:はい。まず僕は中卒だったので、そもそも「看護師になれるのか?」を調べました。看護師といっても、厚生労働大臣発行の国家資格である看護師と、都道府県知事発行の免許である准看護師の2種類があって、准看護師は医師・歯科医師または看護師の指示を受けて業務を行います。准看護師は中卒以上で目指すことができ、働きながら資格取得を目指す人もいることがわかりました。准看護師になるための2年間の教育課程を修了したら、さらにステップアップして正看護師を目指せます。正看護師になると、今度は自分の判断で看護業務をできます。僕の場合、まずは准看護師になるべく、2年学校に通い、いずれは正看護師になりたいので、准看護師の学校を卒業するまでに高卒認定試験を受けて認定を取りました。正看護師の勉強をする学校への入学の際に必要な資格なんです。
昨年准看護師を取得して高卒認定も取り、正看護師になるべく看護専門学校に入学しようと思っていたんですが、残念ながら先日、入学試験に落ちてしまって…。現在は、あきらめずに勉強中です。とはいえ、食べていくためのお金も稼がないといけないので、「Pococha(ポコチャ)」というライブ配信をする会社に所属して、入学金を貯めるべく仕事をしています。