子どもが小さいときの病気ほど、親の胸をしめつけるものはありません。まして、医師から「腫瘍」などという言葉が発せられたら…。父親ががんを経験しているココリコ・遠藤の妻、雅美さんも当初はかなり動揺したそうです。

「腫瘍」という言葉にビビってしまい

── お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造さんの妻・雅美さん。現在、9歳の長男と7歳の次男を育てながら、日々の暮らしをブログで発信しています。今年、次男の歯に「過剰歯(かじょうし)」という余分な歯が見つかり、2026年1月に手術を控えていると明かされていました。まず、その経緯を教えてください。

 

雅美さん:ある日、次男の上顎の前歯の裏側に、硬いできもののような塊があるのを見つけたんです。気になってかかりつけの歯医者さんで診てもらったら、「腫瘍かもしれないので、大学病院で専門の先生に診てもらったほうがいい」と言われて。じつは私の父ががんだったので、「腫瘍」という言葉を聞いた瞬間、動揺してしまいました。後日、大学病院でレントゲンやCTなどの検査をした結果、「過剰歯」と呼ばれる歯だったことが判明。腫瘍でないとのことでひとまず胸をなでおろしました。

 

ブログにもしばしば登場する7歳と9歳の息子さん

先生のお話だと、ふつうに生えている本数よりも多く歯が作られてしまう状態で、そのまま経過観察をする場合も多いそう。ただ、次男の場合は前歯の裏側にあって、しかも逆方向に生えているので、これから生えてくる永久歯の邪魔をしてしまったり、歯並び全体に悪影響を及ぼす可能性があるらしく、手術で抜くことになったんです。

 

── 小さな子どもの手術となると、親としてもいろいろと迷いがありますよね。どのような説明を受けて、手術に踏みきることになったのでしょうか。

 

雅美さん:最初に先生から、歯茎の内側を切開して縫う必要があるので、もし動いてしまったり怖かったりするようなら「寝ている間に終わる方法(全身麻酔)もあるよ」と、提案してくださったんです。

 

それを聞いた次男が、すぐに「寝てるほうがいい! 」と。やはり手術中に怖がって暴れてしまうと危険ですし、安全面を考えて全身麻酔に決めました。ただ、手術の予約がかなり埋まっていて、最短でも2026年の1月末。5か月も待つことになってしまいました。