15キロ減量の秘訣は「iPhoneサイズのお弁当箱」
── しゅはまさんといえば、RIZAPのCMでの劇的な変化も印象的でした。あれはどれくらい減量されたんですか?
しゅはまさん:最終的には14.7キロくらい減らしました。当初は3か月の予定だったんですが、急きょ「もう1か月やりましょう」と言われて。最後の1か月が本当にキツかったです…。「これ以上どこを減らすんですか?」と思いながら、意地でさらに2キロしぼりました。

── 食事制限はかなり厳しかったですか?
しゅはまさん:iPhone16と同じくらいのサイズのお弁当箱で生活していました。タンパク質は何グラム、糖質は何グラムと決まっているので、毎朝20分くらいかけて献立をパズルのように計算していました。「朝これだけ食べたから、夜はチョコひとかけらいけるかな」とか(笑)。食材の裏の成分表を見て、はかりで測って…それを3〜4か月続けました。
──大変でしたね…。今もスリムでいらっしゃいますが、どうやって体型維持をされているんですか?
しゅはまさん:私は離婚後のある時期に激太りして以来、すごく太りやすくなってしまって。ライザップの後も食事を戻したらまたすぐに太り始めて、けっこう体重の増減があったんです。それもあって、実は昨年から配送のアルバイトを始めたんですよ。重い荷物を持って歩き回っているおかげで、基礎代謝が復活しました(笑)。
── お金にもなるし、健康管理にもなるなんて、お得ですね!
しゅはまさん:そうなんです。いいでしょ(笑)。だから、けっこう楽しく働いてます。以前はスナックで働いていたこともあったんですが、夜型の生活だったり、カラオケが大音量でかかっている場所で大声で接客したりすると、どうも体調を崩すことが増えてしまって。今の「朝早く起きて、日中体を動かして、夜眠くなって寝る」という生活は、なんて健康にいいんだろう、と実感しています。
── 以前はスナックにお勤めだったんですね。「おしゃべりが苦手」と明かされていましたが、スナック勤めでご自身の性格に変化はありましたか?
しゅはまさん:多少は話せるようになりましたが、やっぱり苦手ですね(笑)。スナックでは、ただお客さまのお話を聞いてあげるだけではダメで、お客さまを楽しませなきゃいけないんですよね。場を盛り上げたり、ちょっと笑いにつなげてあげたり、話を広げたり。そういうのは、いまだに全然得意じゃないなって思います。だからスナックでは、同僚の子を見て勉強はしていました。「こういうときはこういう返し方をするんだな」「あの子の笑い方、いつも楽しそうだな」という感じで、真似したりしていましたね。
── TBSドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』など、毎クールのようにドラマ出演が続いています。今後どのようなお仕事に挑戦してみたいですか?
しゅはまさん:お芝居では、パルコ劇場やシアターコクーンの舞台に立つのが目標です。あと、機会があれば海外制作の作品にも挑戦してみたいですね。離婚後に喪失感が半端なくて家に引きこもっていたんですが、そのとき海外ドラマを見倒していたんです。特にアメリカのドラマって、ものすごく登場人物に感情移入できることを実感しました。「メアリーあんた大丈夫?!心配だから続きを見なきゃ!」と止まらなくなる、あの麻薬のような魅力にすっかりハマってしまって。あんなふうに世界中の人を夢中にさせる作品に出演してみたいです。
──プライベートでの目標は?
しゅはまさん:やっぱり結婚ですね。私、今51歳なので、あんまりタラタラ婚活していても仕方がない。2年以内になんとかしたいなと思っています(笑)。
取材・文/市岡ひかり 写真提供/しゅはまはるみ、エイベックス・マネジメント・エージェンシー