筋肉マッチョで食事も気をつかっている、と話す人気お笑い芸人の野田クリスタルさんは至って健康体質に見えます。しかし、酔い止め薬が手放せず、夜ふかしすると翌日は体調不良になるほどの過敏体質。でもそれこそが、健康のバロメーターになっているそうです。

「タフに見られますが」酔い止め薬は常備

── M-1での優勝経験を持つお笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルさん。芸人として活躍するかたわら、ゲームクリエイター、さらに筋肉芸人としてトレーニングジムのプロデュースまで手がけるマルチな活動ぶりです。まさに「三足のわらじ」を履く日々ですが、それだけハードに動くには、肉体的にも精神的にもかなりタフじゃないと持たないですよね?

 

野田さん:いや、全然タフじゃないですよ(笑)。むしろ過敏なほうです。だからこそ自分の状態をつねに客観的に見て「これ以上はムリだな」と思ったら、1歩手前でブレーキをかけるようにしています。しかも、体質はかなり過敏です。とくに乗り物にはめっぽう弱くて。電車、バス、船、新幹線、どれもダメ。自分で運転すれば大丈夫なのでは?と聞かれますが、そんなことないです。だって、原付に乗っている最中に酔ったことありますから(笑)。

 

野田クリスタル
中学校の母校50周年で登壇も

── 筋肉芸人としてのマッチョでタフなイメージとは真逆ですね。芸人さんは移動が多いですから、大変では?

 

野田さん:そうなんです。だから、酔い止め薬を箱買いして常備しています。365日ほぼ毎日薬を飲むので、効かなくなったときが怖いですね。薬を飲まないと、新宿から渋谷までの数分間乗っただけでも気分が悪くなるんです。しかも、僕は薬全般が効きすぎてしまう体質でもあって、市販の風邪薬を飲んだだけで1日中動けなくなることも。だから、安易に薬に頼るわけにもいかなくて、体調管理がけっこう難しいんです。