人気絶頂期に結核と診断され
── テレビに出るようになったきっかけは何ですか?
JOYさん:益若つばさちゃんが『しゃべくり007』に出るということで、ひとつのコーナーに一緒に出演させてもらったことがきっかけですね。そこでギャルモデルとして話題になって、その流れで『さんま御殿』に出ることになりました。
当時は「爪痕を残してやろう!」とか、そういう気持ちはまったくなくて。ただ楽しくてがむしゃらにしゃべっていたら、さんまさんが僕の話をとてもおもしろく広げてくださいました。『さんま御殿』の放送中に、複数のテレビ局から出演オファーが入ったと聞きました。業界慣れしていない感じがよかったのかなと思います。あとはもう運ですね(笑)。運とタイミングがハマったんだと思います。
── あっという間に売れていったイメージがあります。
JOYさん:そうですね。でも、露出が増えて仕事が忙しくなったタイミングで結核と診断されました。レギュラー番組もあったのですが、長期入院することになり仕事が一気に減りました。それまではがむしゃらに働いていたのですが、そこから睡眠や食事、運動などの日々の生活の大切さに気づいて、仕事をきちんとセーブするようになりました。
── 仕事に対する考え方は変わりましたか?
JOYさん:退院後、働き方を調整しながらタレントの仕事を続けるなかで、25歳くらいのときに「そろそろ年齢に合った等身大の自分で活動してみようかな」と考えるようになりました。年齢に合った自分の出し方ができるんじゃないかと思ったんです。
いつか生まれ故郷の群馬へ

── 落ち着いた大人の男性にシフトされていったイメージがあります。
JOYさん:無理やりキャラを変えたというよりも、年齢やライフステージに合った自分らしい自分になっていったという感じですね。とはいえ、ギャルでいたことはマインドとして染みついています。場を盛り上げたり、その場のノリを楽しむ姿勢は今でもすごく役に立っていますし、自分のアイデンティティーだと思っています。年齢に合わせて、自然体で活動していって、今に至るという感じでしょうか。
── 今後の目標などはありますか?
JOYさん:今の僕の夢は、何年かかけて拠点を故郷の群馬に移すことなんです。生まれ育った群馬の景色や空気が大好きで、家族で移り住んで暮らしたいと考えています。昔は「109」の前で遊んでいたのに不思議ですよね(笑)。年齢とともに、故郷への思いが強くなっている気がします。
── 仕事以外ではまっていることなどはありますか?
JOYさん:仕事以外では最近、資産運用をしていますね。4年前に税理士さんに「少額で資産形成をするのもいいですよ」と言われて株を始めました。そしたらおもしろくなって、それ以降続けています。最初はかなり利益が出ていたんです。
── すごいですね!最近はどうですか?
JOYさん:調子に乗って、だんだん金額を増やしていったら、ことごとく失敗して含み損が大変なことになっています。どうしたらいいんでしょうか!? 取り返せるように頑張るので、みなさんに温かく見守っていてほしいです(笑)。
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さまざまな仕事やライフステージを経て、自然体で無理なく活動を続けるJOYさん。現在はパパタレントとしても活躍の場を広げています。渋谷でモデルをしていた10代、20代を経て、今後は群馬に拠点を移したいと考えるJOYさんの姿から目が離せません。
取材・文/大夏えい 写真提供/JOY