双子の姉・友里さんとの現在「より絆が深まって」
── 姉の友里さんとも協力しながらお子さんたちを育てているそうですね。
蛯原さん:友里の家族とは、お互いに子どもが生まれてからより近い存在になりました。お下がりももらったりあげたり、そういうことでも助かっていますが、1週間空くことがないくらいの間隔で連絡を取ってお互いの家を行き来することも多いです。子どもたち同士も、いとこというより、きょうだいのような感じで育っています。夏休みは子どもたちだけで飛行機に乗って先に実家の宮崎に帰ったのですが、お互いの子どもたちの成長が間近に見られる環境にあります。
── 実家に帰省するタイミングも一緒なんですね。
蛯原さん:毎回合わせて帰っていますね。親は一気に孫が4人来るので大変だと思います。子どもが生まれてさらに実家のありがたみを感じているのですが、自然に溢れていている環境もそうですし、実家でご飯も作ってもらえて。あまり長くいると親が疲れてしまうので、「2週間くらいがいいなぁ」と母から言われていますけどね。親が私たちの家に来ることもあります。先にうちに親が泊まりに来て、そのあと友里の家に泊まって、という感じで、家族で行き来しながら過ごしています。
── 家族で一緒に子育てできるのは心強いですね。
蛯原さん:友里とは、母になったことでより絆が深まっている感覚があります。母としてそれぞれの悩みを聞いてもらったり、アドバイスをもらったりして、「そういう見方があるんだ!」と気づくことが多いです。人には言えないような夫の愚痴も友里には話せますし(笑)、めちゃくちゃ頼りにしています。女性は、問題そのものを解決するというより、誰かに聞いてほしいとか共感してほしいというところがあると思うのですが、私も友里に聞いてもらえるだけで結構スッキリすることが多いんですよ。
── すごくいい関係ですね。
蛯原さん:うちの夫と、友里の旦那さんも仲がいいので、「いつかみんなで一緒に暮らしたいね」とお互いに話しています。まだ漠然としていますけど、子どもたちが巣立ったら、夫婦同士4人で暮らすのもいいよねって。今は子育てで日々に追われていますが、少し先の未来も楽しみに思える関係です。
取材・文/内橋明日香 写真提供/蛯原英里