介護士として働く元俳優の岩佐真悠子さんは、芸能界を引退後に結婚・出産され、子育てと仕事を両立しています。「毎日バタバタで子どもと寝落ちしてしまう」と話す現在の生活について伺いました。
年齢とともに笑いジワを重ねたい
── コロナ禍の2020年に芸能界を引退され、その後は介護の仕事をしているとうかがっています。高齢者の方と接するなかで、ご自身が年齢を重ねてからについて考えることはありますか。
岩佐さん:利用者さんは人生の先輩でもあるのですが、やっぱりこの仕事をしてから自分の老後について考えることが増えました。

明るくて元気いっぱいな方も、あまりお話しされないけど笑顔の方も、怒りっぽい方もいます。いろんな方を見ていて思うのは、ご家族や周りの方に愛されている方は、見ていてすごく幸せそうということですね。
── 幸せに見える方の共通点はなにかあるのでしょうか。
岩佐さん:やっぱり笑顔が素敵な方は家族にも大事にしていただいていますし、お友達もすぐできて、自然と周りに人が寄ってくると思います。先輩に対してこの言葉を使うのはあまりよくないかもしれませんが、やっぱりニコニコしている姿を見ると「かわいいな」と思います。自分も歳をとったときに、笑いジワがたくさんあるような年齢の重ね方をしていきたいなと思います。実際には家で怒ってばかりで眉間にシワが寄ってしまうんですけどね。