2組の双子を抱えて、長女の幼稚園の送迎にも

嫁コン
上の双子の幼稚園での誕生日会。子どもたちが元気にどんどん成長していく

── 6人分の習い事の送迎だけでも、あわただしそうですね。

 

嫁コンさん:そうですね。バタバタしながらも、21時には中2の長男以外が寝られるようにしています。毎日ハードなスケジュールですが、双子が2組とも小学校に入学して、前よりはだいぶ楽になりました。幼稚園に通っていたころは、かなり大変でしたね。

 

── どんな生活だったのでしょうか。

 

嫁コンさん:下の双子が0歳、上の双子が2歳のころは4人全員から目が離せず、とにかく大変でした。長女は幼稚園に通っていたのですが、夫は夜勤でお迎えに間に合わず、送迎はほぼ私ひとりでしていました。長女のお迎えに4人の双子を連れて行くという状況です。

 

── 想像するだけで大変そうです…。

 

嫁コンさん:ですよね(笑)。特に雨の日は、子どもも荷物も濡れないように気をつけなければならず、全員を連れて歩くだけでも大変でした。下の双子が1歳、上の双子が3歳になると行動範囲が広がり、一瞬たりとも目が離せません。夫が夜勤の日は日中ワンオペで、ご飯を食べ忘れることも多かったです。下の双子が小学校に入るまでは、食事の時間もままならず、体重も大きく減りました。みんなが成長して、今はだいぶ楽になりましたね。

ノッコン寺田に「会社員を辞めたい」と言われ

ノッコン寺田と嫁コン
ノッコン寺田さんの40歳のお祝い。夫婦の仲良しショット

── ノッコン寺田さんは会社員を経て、どのように動画のお仕事をされるようになったんですか?

 

嫁コンさん:夫はもともと会社員をしながら、趣味も兼ねてYouTubeの制作をしていたんです。動画作りが楽しくなり、もっと撮りたいと思ったときに、時間がたりないことに葛藤を感じていたようです。夜勤もあったので、家族と過ごす時間がズレてしまうことも悩みでした。ある日、夫から「会社員を辞めてYouTuberになろうと思う」と言われました。

 

── お話を聞いて、嫁コンさんはどうされたんですか?

 

嫁コンさん:最初は反対しました。6人も子どもがいましたから。でも、夫はラグビー選手として会社に入ったのに、ケガでプレーできなくなって、一般的な業務だけをしていたんです。やりたいことができないまま会社員を続けるのはつらいだろうなとも思いました。

 

これまで夫を見てきて、好きなことなら成果を出せるタイプだとわかっていました。だから途中から「ここで私が仕事を辞めないでと言ったら、夫の人生を制限してしまう」と思うようになったんです。

 

── 大学生のときからつき合ってきたからこそ、わかるんですね。

 

嫁コンさん:そうですね。ただ子どもが多いですし、もちろんかなり迷いました。でも、最終的には「なんとかなるか!」という気持ちで、会社を辞めることを受け入れました。半分くらいは「どうせ言っても聞かないでしょ」という部分もありましたね(笑)。それでも、好きなことを思いきりやってほしいという気持ちでした。