53歳のときに32歳の夫・イサムさんと結婚したみどりさん。出会ってすぐにイサムさんはみどりさんにアプローチしますが、2人の年齢差は21歳あるうえに、みどりさんの娘とイサムさんが同級生だったこともあり、交際に至るまでには大きな葛藤がありました。
冗談だとしか思っていなかった

── 現在54歳のみどりさんは、夫・イサムさん(33歳)と結婚して1年ちょっとです。みどりさんは、20歳のときに結婚してひとり娘を育てたのち、みどりさんが51歳のときに離婚。その後、みどりさんが53歳のときに、当時32歳だったイサムさんと再婚されました。
しかし、21歳という年齢差に加え、イサムさんとみどりさんの娘は小・中学校の同級生だったこともあり、交際まで紆余曲折あったと聞いています。まず、イサムさんと出会ったときの状況について教えていただけますか?
みどりさん:私が離婚して1か月半くらいのときでした。娘が美容サロンを経営しているんですけど、私は娘の友達とも仲がよくて、その子がお店に来るというので顔を出していたんです。サロンに行くと知らない男性がいて、顔が見えなかったので気にしていなかったんですけど、「中学校で一緒だったイサムだよ」って娘が教えてくれました。イサムと娘は大学生になってから連絡を取るようになったらしく、友達と遊びに来ていたようでした。
── イサムさんと会うのはイサムさんが中学を卒業して以来だったそうですが、久しぶりに顔を見ていかがでしたか?
みどりさん:成長したなって(笑)。
── イサムさんが小・中学生だったころの記憶はありますか?
みどりさん:娘と同じクラスだったなっていうくらいですが、小学生のころはクラスでもズバ抜けて背が高かったのと、足が速かったような気がします。運動会ではリレーのアンカーを走っていて、みんなで一生懸命応援したと思うので。あと、野球が上手かったらしく、中学校の卒業式が終わって先生や生徒たちで挨拶しているときに、担任の先生がイサムに「甲子園に行って頑張るんだよ」みたいな会話をしているのを見た記憶がありますね。
イサムとサロンで会った日は私の誕生日だったので、娘の友達からハンドクリームをプレゼントでいただいて、とてもいい香りだと聞き、手に着けてみたんです。たまたま近くにいたイサムにも「どう?」って嗅がせたりはしましたが、そのときはそれで終わり。私は娘の友達と話していたので、イサムとはとくに会話もしませんでした。
── 久しぶりに会った娘の同級生に対しては、ごく自然な対応だと思います。そこから、どうやってふたりの関係が近づいていったのですか?
みどりさん:サロンで会った後に、イサムが私のInstagramのアカウントを見つけて、DMを送ってきました。しかも初めてのDMで「サロンで会ってひと目惚れしました。今度ご飯行きましょう」って書いてあったんです。
── 初回から直球ですね。
みどりさん:びっくりしますよね。自分で言うのも恥ずかしいんですけど…後から聞いたら、私を見た瞬間、私がキラキラしているように見えた、みたいなことを言っていました。
でも、DMをもらっても、若いし冗談で言ってるとしか思わなかったですね。私はそのころの仕事柄、普段から若い人と接する機会が多くて、みんなで食事に行くことがあったんです。だから、イサムとも食事くらいなら、とあまり深く考えずに行くことにしました。当時、イサムは長期出張が多い仕事をしていたので、DMをもらってから1か月後だったと思います。
はじめて食事に行った日も「結婚を前提につき合ってください」と言われましたが、このときも軽く流していて。ただ、食事自体は楽しかったので、その後もやり取りを続けながら自然とふたりで出かけるようになりました。