ほれた男は貧乏だけど、男気がある人だった。ゆーびーむ☆さんは11歳年上の先輩芸人にテレビ番組上で逆プロポーズ。はれて結婚に向かうなか、彼のお金に関して許しがたい事実に遭遇します。その事実に対するあきれや怒り、さまざまな感情がうごめくことになるのです。

「イタリアン」と言えば「サイゼ」と返す彼

── 2023年に11歳年上のお笑い芸人、だーりんず・松本りんすさんと結婚したゆーびーむ☆さん。そもそも交際に至るきっかけは、ゆーびーむ☆さんのひとめぼれだったそうですね。

 

ゆーびーむ☆さん:彼の外見がものすごくタイプだったんです。ソース顔、っていうんですかね。昔の俳優さんみたいな濃い顔にひとめぼれしたんです。ゲッターズ飯田さんに占ってもらったときも「時代劇をやればすぐ売れます」と、言われたくらいの昭和顔。しかも、すごく男気にあふれていて、素敵だったんです。

 

── たとえば、どんな場面でその「男気」を感じたのでしょう?

 

ゆーびーむ☆さん:まだつき合う前、芸人仲間がうちに集まって飲んでたんです。朝まで飲んでみんなが寝落ちしているなか、彼ひとりがシャキッと起きて「バイト行かなきゃ」って準備しだしたんですよ。顔を洗うのかと思ってタオルを出したら「いらない、いらない。外は雨が降ってるでしょ。雨で顔を洗うから大丈夫や!」って(笑)。その姿を見て、「この人すごい!どこでも生き抜いていけそう」と思って、ワイルドさにキュンときちゃいました。

 

ゆーびーむ
実はゴルフも上手!ミニスカ美脚がまぶしい

── 男気というか…たしかに野性味にはあふれているかも。

 

ゆーびーむ☆さん:そうなんです。そもそも彼は、同じ時代を生きているとは思えないくらい素朴というか、尋常じゃないレベルの世間知らずというか。初デートで「イタリアンが食べたい」と言ったら、「イタリアンってなに?」と真顔で聞かれて。「ピザやパスタのお店だよ」と説明したら、「ああ、サイゼリヤね!」と。ビックリするくらい何も知らないんです。でも、そのぶん「幸せのハードル」がものすごく低いんです。