「生まれてくるのがちょっと遅かったね」と 

── 結婚を決める前は、年齢差が24歳差あることについて考えたこともあったそうですが、結婚を決めたときはいかがでしたか?

 

藤さん:結婚を決めたときも今でもそうなんですけど、「あれ?こんなに歳が違ったっけ?」と思うくらい自然にいられますね。お互いの価値観や大事にしたいことも合うし、映画や音楽の話もマッチしているんです。彼は、私の世代が聞いているような曲も含めていろいろ知ってるし、音楽以外でも普段の会話でも、年齢差が全然気にならないんです。

 

あなたは私と会うために生まれてきたのに、ちょっと生まれてくるのが遅かったのねと、いう言い方をしながら今も仲よく過ごしています。

 

 

2017年3月に結婚した藤さんですが、当時は交際から5か月のスピード再婚に周りの人たちの驚きは大きかったといいます。新婚当初は夫のために料理を頑張りすぎて、腱鞘炎になることなどもあったそうですが、結婚8年目の今はより肩ひじ張らない関係になり、お互い過ごしやすい関係になったそうです。

 

取材・文/松永怜 写真提供/藤あや子