2017年3月に再婚を果たした歌手の藤あや子さん。お相手は藤さんより24歳年下の31歳の男性でした。ふた回りも年齢が違うため、はじめはほかの女性に夫を勧めていたそうですが、ふたりの距離は徐々に近づいていって── 。

ひと回り年下かと思ったら「ふた回り年下だった」 

藤あや子
着物やドレスと違ったラフな格好もお似合い

── 2017年3月、藤さんが55歳のときに31歳の男性と再婚して今年で8年になります。旦那さんとの出会いは、2016年4月、藤さんの舞台公演があったときにスポーツマッサージの方に施術を受けていて、旦那さんはそこで勤務するトレーナーの1人でした。ほかのトレーナーよりとてもていねいな施術をしていると感じて、藤さんの専属トレーナーになったと聞いています。まず、旦那さんの第一印象は覚えていますか。

 

藤さん:施術がていねいだし、とても真面目そうな印象でした。彼の年齢を聞くと「藤さんと同じ牛年です」「じゃあ、ひと回り年下ですね」と聞いたら彼が笑っているので、「え?ひと回りじゃなくてふた回り?」と驚いて。彼は感じがいい人だけど年齢差があったので、私は自分の女性スタッフに「ああいう人と結婚するといいわよ」って勧めていましたね。

 

── そこからどうやって2人の距離が縮まっていったのでしょうか。

 

藤さん:私の誕生日が5月なんですけど、誕生日に紫陽花が届いたな、と思って送り主の名前を見たら彼の名前が書いてありました。私の亡くなった母は紫陽花が好きでしたし、芸能界ってお祝いごととかは胡蝶蘭が多いんですけど、そのなかに小さくてかわいらしい紫陽花があって、逆に目立ったんですよね。

 

── 旦那さんは事前に誕生日を知っていたのですか?

 

藤さん:ネットで「藤あや子」で検索して出てきたのかもしれないけど、一般の方でわざわざ誕生日に花を贈る人っていないじゃないですか。「うわぁ、こんな粋なことするんだ…!」って思いました。もともと礼儀正しくてキッチリしている印象があったので、私もマッサージの利用客の1人として贈ってくれたのかなって思いつつも、うれしかったです。

 

その後、2か月ほどはとくに進展がなかったのですが、7月に私が旅行でオーストラリアに行ったんです。お礼に彼にお土産を買おうと思ってTシャツを探していたのですが、同行したスタッフの子たちに怪しまれないように気を配っていたので、今思えばこのころから彼に対する気持ちがあったんでしょうね。

 

また、当時、私は山梨でギャラリーを開き、自分の絵画や陶芸作品を展示していたんです。8月のお盆の時期に、「今度、ギャラリーに遊びに行きたいです」と彼が言ってきて、東京から山梨のギャラリーに来てくれて、トンボ帰りで戻って行ったんです。わざわざ遠いところまで来てくれて申し訳ないと思いながら、そのあたりから連絡を取り合うようになりました。