SNSで発信している内容も「ありのままです」という、佐藤仁美さん。たとえアンチコメントがあったとしても「全然、気にしないです」というあっけらかんとしたキャラクターは、テレビで見る姿そのまま!という印象です。11月7日(金)より東京・明治座で開幕する舞台『醉いどれ天使』の出演を控えるなか、今年で46歳を迎えた彼女のプライベートに話が及ぶと意外な本音が──。

占いで「あなたは破壊と再生の人」だと

── 40代といえば一般的に仕事で中堅からベテランの域に達し、プライベートでもライフステージが変化することでいろいろ悩みが増える年代です。今年で46歳を迎える佐藤さんですが、仕事であまり落ち込むことがないそうですね。

 

佐藤さん:人生の順番でいうと、私、仕事が優先なんですよ。働きたくないけど、仕事がいちばんですから。働かないと食べられないし、飲みに行けないし、家賃も払えないし…。

 

そんな最優先の仕事で悩まないくらいなんで、仕事をしていて大変なこともありますが、落ち込むことはないんです。ただ受け入れて、できるだけ楽しむようにする。だから、プライベートでも悩まないです。

 

佐藤仁美
1人でカラオケにいくことも

もちろん、ショックな出来事だってありますよ。ありますけど、そこまで引っ張られちゃいけないなというか。引っ張られないというか。悩むというより「こんな感情ってあるんだ」と気づかされることがある、という感じです。結婚もしたし、離婚もしたけれど、落ち込むことってそんなにないですよ。

 

離婚直後は周りから「離婚したんでしょ?」と心配されることもありましたが、「逆に、何でみんなそんな心配してんの?」と。そんなふうに返すと「じゃあ、おめでとう!」「ありがとう!いや何がおめでとうやねん!」「まあ、飲みにいきますか」という流れになっていました(笑)。

 

落ち込むことがなくなっちゃったから、全部プラスなんです。「笑ってればなんとかなるでしょ」というタイプ。でもこの感覚は、30歳を超えてからですね。

 

── バラエティ番組などでの飾らないトークで“豪快キャラ”になってからですね。

 

佐藤さん:そうですね。占いのお仕事をしている友達がいて、姓名学で見てもらったんです。そうしたら「とても強い人間ですね。“破壊と再生”の人です」と、言われました。当たってます。でも破壊だけじゃなくてよかったなと(笑)。

 

友達に飲みに誘われて「あんた何かあったでしょ?」って聞くと、みんなだいたい落ち込んでいるんです。でも話を聞いてあげると元気になる。占い師の友達から“破壊と再生”と聞いてからは「みんなの落ち込みを、吸い取って再生していたのか」と、とらえるようになりました。たとえ友達が離婚したとしても、爆笑いしちゃう。「ごめん、めっちゃおもしろい。第2の人生やね!シャンパン飲む?」とかいって…。負のオーラを引きずることって、ないですね。