人気絶頂で結婚、芸能界引退を決意

小川ローザ
ブレイク後はあまりの忙しさにプライベート写真はほとんど撮れなかった

── 22歳で一夜にして社会現象となりましたが、当時の心境はいかがでしたか。

 

小川さん:とにかく忙しかったですね。本当に、寝る時間もないほどお仕事をしていました。いただいたお仕事をこなすことで精いっぱいで、目の前のことに必死でした。少しでも時間があれば、とにかく寝る。そんな毎日でしたね。

 

話題になったことはもちろんうれしかったですが、移動する先々で多くの方に囲まれて、落ち着く暇がなかったように思います。

 

──人気絶頂の22歳で、レーサーの川合さんとスピード婚をされました。きっかけは何だったのですか。

 

小川さん:当時、お世話になっていた事務所の先輩が川合さんともお知り合いで、そのご縁で紹介していただいたのがきっかけです。そこから自然におつき合いが始まりましたね。

 

── 川合さんの第一印象などは覚えていらっしゃいますか。

 

小川さん:そうですね。背が高くて、とてもかっこいい方だなという印象でした。紹介してくださった方がご夫婦だったんですが、私もそのご夫婦とは親しくしていて、川合さんもそのおふたりをお父さんお母さんのように慕っていたんです。そんな関係もあって、家族ぐるみのおつき合いのような形で、自然と距離が縮まっていきました。

 

半年ほどおつき合いをしたころに結婚の話が出て、結婚することになりました。彼は「早く家庭を持ちたい」という思いが強かったようです。私自身は「結婚したら家庭に入るもの」と思っていましたので、結婚を機にそのまま芸能界を引退しました。

 

── どのような結婚生活でしたか?

 

小川さん:結婚した当時、ちょうど川合さんが新しいマシーンでレースに臨む時期で、とても忙しかったんです。月の半分は三重県の鈴鹿に行ってしまうので、私は東京の自宅でひとり、彼の帰りを待つ日々でした。新婚でしたが、一緒に過ごせる時間はとても短かったですね。それでも、彼が東京に戻ってきたときには、メディアに気づかれないよう、ふたりでこっそり外食を楽しんだりしていました。

 

私は芸能界を引退しましたが、残っていたお仕事がいくつかあったので、合間に少しずつお仕事を続けていました。