還暦で夫婦共演も果たして

ヒロミ・松本伊代
ヒロミさんがスペシャルアンバサダーを務める「八王子魂 Festival & Carnival 2025」

── ご夫婦でキャリアが似ていると、お互いが影響し合うこともありそうです。

 

松本さん:実は、最近ヒロミさんが歌手活動を始めたのって、私がしょっちゅう歌の仕事をしてるからじゃないかなって思ってるんです!違うかな?(笑)

 

── そう感じたきっかけは?

 

松本さん:私は2021年にデビュー40周年を迎えた前後から、ライブ活動や曲のリリースが活発になったんですが、そのあたりでヒロミさんも「ライブがやりたい」と思い始めたようなんです。そのころ、車の中で急に以前よりたくさん歌うようになりましたし、昔「B21スペシャル」として出した曲や、ほかの芸人さんたちと出した曲を歌い始めたりとかしていて。「あ!ヒロミさんも歌いたいんだな」と(笑)。そしたら本当に「自分のライブもやろうかな」となり、どんどん具体化していきました。

 

── 最近ではヒロミさんがアンバサダーを務める音楽フェスティバルで共演もされていましたね。

 

松本さん:「ママはやっぱり持ち歌があっていいなぁ」と羨ましがられました(笑)。共演はちょっと恥ずかしかったですけど、まぁ出ちゃったら全然、大丈夫でした。

 

── ヒロミさんとの老後は、どんなふうに過ごしたいですか?

 

松本さん:ヒロミさんは、いずれきっぱり仕事を辞めて、自然に囲まれた場所でのんびり暮らしたいんじゃないかな?「(東京で暮らさないのは)ママには無理でしょ」って私は言われています。だから、もしかしたら毎日一緒にいないかもしれないですよね?(笑)でも結局、寂しくなって、最終的にはまた2人で過ごしていると思います。

 

取材・文/石野志帆 写真提供/松本伊代