結婚3年目「義母が私のことを『姫』と手紙に書いてくれて」

── 今年で結婚されて3年目。歳の差夫婦ならではの出来事はありましたか?
あざらしさん:以前、夫と一緒に携帯電話を買いに行ったときのことです。店員さんが私のことを勘違いして「(彼の)お母さん」って呼んだんですよ。「違いますよ」と訂正したら、「申し訳ございませんでした!」とすごい勢いで謝っていたけど、それくらいかな。
── あざらしさんは2回目の結婚になりますが、1回目の結婚にくらべてどんなことを思いますか?
あざらしさん:今はすごく楽ですね。2回目の結婚をするときに、「朝ごはんは作らない」と夫にあらかじめ言っておいたんです。前回の結婚では、時代もあるかと思いますけど私が毎日食事を作り、家事もすべてやっていました。専業主婦が多い時代でしたし、家事全般をすることに私も違和感はなかったんです。ただ、ご飯を作るのは大変だなと、ときどき思うときが正直ありました。
いっぽう、今の夫と結婚してからは、夫は「家事はできるほうがやろう」というスタンスなんです。食事は私がメインで作っていますが、掃除や洗濯は夫もするし、トータルで家事は半々くらいでやっていますね。夫と結婚するまで、「家事は女性がするもの」と刷り込まれてきたので、夫がやってくれることに慣れるまで時間がかかりましたが、結果的にすごく助かっています。
── 結婚して3年目になり、ご家族との関係性も変化があったとか。
あざらしさん:結婚した当初、義母は私たちの結婚に大反対でしたが、徐々に認めてくれるようになりました。私たちはSNSで歳の差夫婦について発信していますが、義母はそのSNSを見てくれていて、私たちが幸せそうな様子に安心してくれているようなんです。今年の母の日に、義母にお花を贈ったらすごく喜んでくれました。また、私の誕生日には夫のご両親からお花をいただいて、すごくうれしかったですね。私と夫は「姫」と「王子」と呼び合っていますが、義母も私のことを「姫」と手紙に書いてくれたんですよ。
結婚して3年目になりますが、今も変わらず一緒にいて楽しいです。偶然の出会いから始まった私たちですが、いい相手に巡り会えたと心から思っています。これからも健康に気をつけながら楽しい時間を一緒に過ごしていきたいと思っています。
取材・文/松永怜 写真提供/あざらし