直球の恋愛で恋多き女性だった、シンガーの小柳ゆきさん。いまや恋するのは筋肉に神社!知られざる「ぼっち気質」による、彼女の充実した今。ギャル姉さん的なイメージが、いい意味で裏切られました。(全3回中の3回)

いまは筋トレに夢中「2時間で汗だくに」

── 昨年で歌手活動25周年を迎えた小柳ゆきさん。40代は心と体が揺らぎやすい年代でもありますが、ご自身をメンテナンスするために、何か取り入れている習慣はありますか?

 

小柳さん:5年ほど前から筋トレにハマっていますね。昔から運動はしていましたが、年齢的に筋力の衰えを感じ始めたのを機に、本格的にトレーニングをするようになりました。週2~3回、自宅で有酸素運動と筋トレを合わせて2時間ほど。ひたすら音楽を聴きながら、汗だくになってやっています。

 

── 2時間!すごくストイックですね。

 

小柳さん:いえ、むしろ真逆で。私はもともとすごい怠け者なんです。何かひとつ行動するのにも先延ばしにして、焦ってしまうことが多くて。ただ、追い込まれるほうがいいアイデアが浮かんだりすることもあるので、その力を信じてしまっている部分も(笑)。お尻を叩かれないと動かないタイプの人間なので、ストイックとはほど遠いと思いますよ。

 

小柳ゆき
増上寺で行ったライブの様子。新しい試みにも次々と挑戦

── 以前、メディアで「かなりの人見知り」だと語られていたのが印象的でした。パワフルで堂々としたステージからは、なかなかイメージしづらいのですが、たとえば、どんな場面でそう感じますか?

 

小柳さん:あまりそうは見られないのですが、もともとかなりの人見知りで小心者。自分自身にプレッシャーをかけて苦しくなってしまうタイプですね。人が多いと一気に緊張してしまうので、そうした場面では「よし!」と自分に気合いを入れてから臨みます。