結婚16年目の夫に対して思うこと

熊谷麻衣子
小学校受験をした娘さんと

── そんな旦那さんと、結婚してよかったなと思うのはどんなときですか?

 

熊谷さん:結婚する前も、一緒にいて何もしゃべらなくても全然平気だったし、結婚した後も、一緒にいてすごく楽しい時間を過ごせています。

 

ファンレターもありがたいことにいただくんですけど、何年か越しで全部返事を返していますね。また、夫は東日本大震災で被災しましたが、震災から現在まで東日本大震災の支援や復興に関する活動も続けています。ファンレターには震災に関わるお手紙もあるし、「元気がないときにサンドウィッチマンのネタを見て笑うことができた」とか。「すごく救われました」と言われることも多いようです。「みんなに笑っていてほしい」といった思いが根本にあって、東日本大震災に関する活動は今も続けていますね。

 

── すばらしいですね。ちなみに旦那さんとケンカするようなことはありますか?

 

熊谷さん:たまにしますけど、するとしてもたぶん、すごくくだらないことでケンカしてるんだと思います。忘れちゃってますね。

 

── たとえば、家事分担の不公平感とか?

 

熊谷さん:やれる人がやればいいと思っているので、ストレスはないですね。

 

── あるあるかもしれませんが、髪の毛を切っても気づかないとか…?

 

熊谷さん:全然、気づかれなくて大丈夫です(笑)。

 

── 旦那さんはかなり多忙かと思いますし、帰ってくる時間帯もマチマチだと思いますが、連絡はマメにあるのでしょうか?

 

熊谷さん:夫は全然マメじゃなくて、マメなのは相方の富澤さんですね。夫は相方と同じスケジュールで動いているので、どうしても帰宅時間がわからないときは、相方の奥さんに仕事が終わったかとか、状況を聞くことがあります。

 

── 今後、旦那さんとどうやって一緒に過ごしていきたいですか?

 

熊谷さん:お互い元気なまま歳をとりたいですね。これからも一緒にいろいろな場所に行きたいですし、やりたいことをやるためにも元気でいてほしいです。夫は腰痛を持っていて、以前、家族でロスに行ったときに飛行機で寝ようと思ったら気圧の影響なのか、腰が痛くて寝れなかったと言っていたので。夫婦で基礎体力をあげながら、健康なまま楽しく歳を重ねたいと思っています。

 

取材・文/松永怜 写真提供/熊谷麻衣子